履歴もしくは日誌
2003 年 11 月の履歴(もしくは日誌)
2003 年 11 月
11 月 20 日 ユニバーサル
RSS と HTML 文書のメタデータ
RSS は Rich Site Summary または RDF Site Summary などと言われているもので,サイト情報の要約を公開するものだとされています.実際はニュースサイトや個人が発信する記事の要約もしくは記事そのもの配信に利用されて,勢いづいているようです.
サイト情報の要約と考えると,静的なコンテンツの要約を表現することも範疇に入るでしょう.でも実際は,日々更新される記事の配信が主な用途のようです.でも RSS 1.0 は RDF でメタデータを記述するという意味で使いやすくて,いろいろ可能性があると思います.将来 RDF が有効利用される事を考えたら,なるべく多くのコンテンツのメタデータを RDF で用意しておきたいのですが,とりあえず RSS の利用から始めるのが良いのではないでしょうか.
RSS を利用している多くのサイトでは,日々更新されるような記事の最新のいくつか記事についてだけ RSS でメタデータを用意していて,古い記事のメタデータや,静的なコンテンツのメタデータまでは用意していないのではないでしょうか.
- RSS を動的なコンテンツのメタデータに利用する場合
- 目的
- 記事の要約の配信もしくは記事の配信
- HTML 文書の link 要素の書き方
- <link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS"
href="http://onohiroki.cycling.jp/info/weblog.rdf" /> - RSS auto-discovery / dive into mark
http://diveintomark.org/archives/2002/05/30/rss_autodiscovery
- RSS を静的なコンテンツのメタデータに利用する場合
- 目的
- HTML 文書のメタデータとして
- HTML 文書の link 要素の書き方
- <link rel="meta" href="http://onohiroki.cycling.jp/info/weblog2002.rdf" />
- link要素で外部文書との関係を示す / The Web KANZAKI
http://www.kanzaki.com/docs/sw/html-meta.html#link
というわけで,最新の情報を配信するための RSS の他に,あるコンテンツのメタデータを表す RSS を別に用意してはどうでしょう.一つの文書が,いくつかのパートによって構成されていたら,それらのパートを RSS のチャンネルとしても良いでしょうし,別に item 要素が一つしかない RSS でも良いと思います.HTML の中にコメントとして RDF を埋め込むような手法の代わりに,一つ一つの HTML 文書にメタデータを記述する RSS を用意するのです.
そうでなければ,いくつかの文書のグループに対して,一つの RSS を作成しても良いでしょう.
もし古い HTML 文書で meta 要素がしっかり書かれていれば,プログラムによって生成する事もできるかもしれませんが,とりあえず新しい文書を作るときに,同時に RSS も記述してみてはどうでしょう.
でも実際は,RSS って手書きで書くのは面倒ですね.
日々記事を更新していて,RSS は提供しているけど古い記事の RSS までは残っていないという場合は,古い記事の RSS も蓄積できる仕組みを考えてみてはどうでしょうか.
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