履歴もしくは日誌
2003 年 12 月の履歴(もしくは日誌)
2003 年 12 月
12 月 18 日 トモダチとトラックバック
FOAF Trackback
FOAF Tracbak のような機能を tomob にも実装する予定なのだそうです.RNA ときちんと互換性が保たれると良いですね.
RNAのようなアンテナや単純なWebにFOAF管理の機能が付くよりも友達を俯瞰してみることができるtomobに付くことに意味がある。
確かに FOAF をなにかで閲覧しているときに,誰かに FOAF Trackback を送る事ができたら良いとは思います.でも,FOAF に関してはデータを記述する方法がなんとなくあるだけで,応用としてうまく動くのは FOAF Explorer くらいですね.FOAF Explorer でも閲覧中に知っている人を見つけたら,自分の FOAF に加える作業を支援する仕組みがあります.
本当に必要なのは,自分の自己紹介と知人紹介のページを書くと,FOAF が知らないところで生成されて,その後で知人のページを見つけて,リンクに追加すると FOAF も更新される.そのときに FOAF Trackback を使って,その相手先にも通知が行く.そんな仕組みが欲しいですね.
しっている中では TypePad が良く出来ています.ぼくが試したのはココログですが,ココログでは,自己紹介のための情報を入力して,知人のリストを作ると自動的に FOAF を作成します.知人の Web サイトをリストに加えるだけで,HTML の link 要素から FOAF ファイルを探し出して,そこから情報を読み込むというところまで行います.そのときにコンテンツ作成者側には FOAF の存在を感じさせないのです.
TypePad の機能で足りないのは,FOAF による知人ネットワークのつながりを視覚化することと,こちらが知人リストに加えたということを相手に伝える仕組み (FOAF Trackback とか) がないことでしょう.
semblog.org で語られている FOAF 共生プラットフォームの話は興味深いです.ぼくはこれを見るまで,FOAF Trackback が Acknowledge Shake Hands System 由来のものだと気がつきませんでした.
semblog-dev: FOAF共生プラットフォーム(試案)
http://www.semblog.org/i2k/archives/000250.html- Acknowledge Shake Hands System
http://www-kasm.nii.ac.jp/ ‾hamasaki/acsh/
あと,kota さんが,はてなダイアリー - in the vanguard で,FOAF共生プラットフォームについて取り上げていました.
でも、人とのつながりが半自動化されるのも少しさみしいですね。自分がその人に関するデータをある程度編集できる手段が欲しいなと考えてます。
RNA の,FOAF Trackback を受けたときに,追加っていう作業をすると知人に追加されるという半自動っていうのは良い塩梅だと思います.
TypePad ベースのココログでは,マイリストに知人を加えると FOAF ファイルからいくつかのデータを読み込んで,画面に表示します.それをそのまま採用することもできるし,編集する事もできるようになっていました.RNA では知人を加えるだけで,知人のデータを編集する機能はまだ無いようです.
FOAF って現状ではテキストエディタで,RDF を記述できるような人が遊んでいる段階ですけど,XML を意識しないで編集するようなツールが欲しいです.
というのも,ぼくも FOAF の記述は難しいと思っています.RDF では,URI の無いリソースについて記述するのは,なんかややこしくないですか? 人とかイベントとかグループなんかには,普通は URI って無い事が多いでしょう.人間の URI なんて 神崎さんの urn:pin:MK705 くらいしか知りません.
「A さん B さん C さんは,互いに知人で,かつ 3 人はあるグループのメンバーです」なんてのを記述するのは,それぞれの人に URI があれば簡単ですが,そうで無いから難しいと感じます.ぼくにはうまく書けませんでした! 先日書いた Cycling.jp のメンバーの FOAF はなんかおかしかったので書き直しました.「A さん B さん C さんはあるグループのメンバーです」って感じでお互いに知人だって記述は省略しちゃいました.
そうそう,RDF でなにか身近なことを記述しようとすると,FOAF の語彙ってやっぱり基本になりませんか? そう考えると単に自己紹介ができるとか誰それを知っているっていうことが表現できるというのは,FOAF の極一部の話だと思います.
Trackback URI http://onohiroki.cycling.jp/tb/tb.cgi/weblog_d20031218n2 TrackBack
[ 上に戻る]