2004 年 1 月の履歴(もしくは日誌)


2004 年 1 月

1 月 7 日

PLINK - People Link

FOAF を扱う PLINK というサービスが最近話題になりました.日本語の対応に難があるという事で,そこが残念なところだったのですが,本日 21 時ごろ試してみたら,きちんと日本語に対応していました.
PLINK は FOAF の RDF/XML ファイルを集めて,そのデータをデータベースに蓄積し,データを検索/閲覧できるようにするサービスです.

まだβ版(開発中のテスト版)です.

FOAF では,あるメールアドレスは,その人固有のものであるという前提で,同じメールアドレスを持つ人間は同意うつ人物として扱う事になっています.

この PLINK では,メールアドレスもしくはメールアドレスを暗号化した文字列をキーにして,ある人物についての情報を集積します.

だから複数の人がある人について,それぞれの FOAF ファイルに記述して PLINK に登録すると,さまざまな人からその人についての情報が集められることになります.

ところで「SwPhotoAlbum / 画像アルバム」では,RSS だけでなく FOAF ファイルも生成しています.撮影者と被写体についての情報を FOAF にしているのです. このデータも登録してみました.

そうすると,FOAF には,「この写真の被写体は誰それで,おのひろきがその人をを知っている」っていうことが記述されているので,その情報が PLINK に反映しました.しかも画像も表示しますし,画像についての説明文まで表示してくれました.

これはなかなか面白いかも.

ちなみに PLINK の中のぼくのページはこちら:

URI の中の末尾にある「911143978a8ce9e254485ff4ee93ed5e700ddd74」というのがぼくの ID で,これがメールアドレスを暗号化した文字列なんです.同じメールアドレスからは必ず同じ文字列が生成されますが,この暗号化した文字列からメールアドレスを得るのは困難です.

たとえば,すーさんが知っている「911143978a8ce9e254485ff4ee93ed5e700ddd74」という ID の人と,森さんが知っている「911143978a8ce9e254485ff4ee93ed5e700ddd74」という ID の人は,同じ ID だから,同じメールアドレスを持っているわけで,したがって同一人物であるという結論が導きだされます.

この暗号化は SHA1SUM というらしいのですが,これ暗号化する前の文字列が大文字か小文字かによって,結果が異なります.したら,メールアドレスは必ず小文字とするとか,ルールがないとうまく機能しない事になると思うのですが,実際のところどうなっているんでしょう.そういう議論を見た事無いです.

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