この文書の情報は古いです.Mac OS X 用の天文ソフトウェア の Stellarium の項目で,最新の情報を確認してください.

Stellarium 0.4.9 インストールのメモと基本操作

フランス の Fabien Chéreau さんのフリーウェア Stellarium の紹介とインストール,基本キー操作についてのメモ.

概要

Stellarium はプラネタリウムソフトウェアです.特に夜空を写実的に画面に表示する事に力を入れていて,とても美しい画面を楽しむことができます.その Stellarium が Mac OS X でもインストールスクリプトからインストール可能になりました.

以前から Windows 版と Linux 版もありました.Linux 版のソースを Mac OS X でコンパイルできないかと試したことがあったのですが全然だめでした.それが 10 月 4 日の 0.4.9 というバージョンから Mac OS X もサポートされるようになったのです.

で,さっそく Linux / Cygwin / Mac OS X 版をダウンロードしました.Windows 版は実行ファイルが配布されているのに対して,こちらはソースのみなので,自分でコンパイルする必要があります.

コンパイルするためのに Developer Tools が必要です.

インストール

ターミナルを使って,コマンドの入力とかディレクトリの移動などの UNIX 的な操作ができる事が前提です.

stellarium-0.4.9.tar.gz というファイルをダウンロードします.StuffIt Expander などで伸張展開(解凍)できます.インストールではターミナルを使ったコマンド操作が必要になります.まずはファイルがおいてあるディレクトリに移動します.

コマンドを使ってファイルを伸張展開してみます.

tar xvfz stellarium-0.4.9.tar.gz

GNU 版の tar だと xvfz で gzip を展開しますが,そうでない場合,上のやり方でうまくいかない場合は変わりに以下のようにやります.

gzip -cd stellarium-0.4.9.tar.gz | tar xvf -

stellarium-0.4.9 というディレクトリができるので,そのディレクトリに移動します.

cd stellarium-0.4.9 

2002 年 10 月 15 日付けのドキュメントを公開したところ,うっし〜さんから autoconf コマンドを使う方法について情報をいただきましたので,その方法を紹介します.

まず configure.in というファイルを編集します.

展開したディレクトリ内にある,configure.in というファイルの 46 行目に,AC_DEFINE_UNQUOTED(MACOSX,1)という箇所がありますので,その次の行にLDFLAGS="-flat_namespace"という行を追加します.

この LDFLAGS="-flat_namespace" の追加は,適当なテキストエディタで行って下さい.

この「LDFLAGS="-flat_namespace" の追加」は,bug だったようです.2002 年 10 月 20 日に,Stellarisum の作者の Fabien Chéreau さんから,インストールスクリプトの bug を修正したと連絡がありました.その結果,./configure して,make して sudo make install すれば,インストールできるようになりました.(2002-10-21 追記)

他にも編集しておきたいファイルがあります.必須ではありませんが,観測場所を設定する src/location.txt ファイルと,各種設定の src/config.txt です.

src/location.txt ファイル,つまり src ディレクトリの中の location.txt ファイルをテキストエディタで開いて編集します.北緯 35.56 度,東経 138.28 度,高度 1375 m を考えます.これは日本の長野県の野辺山付近の数値です.タイムゾーンは +9 時間になります.タイムゾーンとは世界標準時と日本標準時の時差です.この場合の src/location.txt ファイルは以下のようになります.

LATITUDE = 35.56
LONGITUDE = 138.28
ALTITUDE = 1375
TIME_ZONE = +9

src/config.txt ファイルを編集すると,地上の景色を切り替えたりできます.ファイルの中に説明があります.英語ですが,基本的には変数の値を true にするか false にするかですから,いろいろ試してみましょう.

autoconf コマンドを実行します.

autoconf

つぎに configure というスクリプトを実行します.

./configure

つぎに make すれば OK です.

make

src/stellarium とすれば起動します.

src/stellarium

これを /usr/local/bin にインストールするには make install します.

sudo make install

パスワードが要求されるので,Mac OS X の管理者権限のパスワードを入力します.

これでインストール完了./usr/local/bin にパスがとおっていれば,しばらくしたら stellarium と打つだけで起動するようになります./usr/local/bin にパスがとおっていない場合は,/usr/local/bin/stellarium で起動します.

/usr/local/bin/stellarium

src/location.txt ファイルや src/config.txt ファイルは /usr/local/share/stellarium/config/ に保存され,Stellarium が起動する時に読み込まれます.

うっし〜さん,情報ありがとうございました.

Stellarium の基本操作

基本的な機能は画面上のアイコンをクリックすることで操作できます.独自の GUI を持っていて,Macintosh 的な GUI ではありません.またキー操作については下のリストのようになっています.

矢印キー

上下が赤緯,左右が赤経度方向の移動

マウスクリック

目標選択

スペースキー

目標を画面中央に導入

C キー

星座を描画

V キー

星座名を表示

E キー

赤経/赤緯のグリッドを描画

A キー

高度/方位のグリッドを描画

N キー

星座名を表示

P キー

太陽や惑星に印を表示

G キー

地面を描画

F キー

霧の効果

1 キー

実時間での表示

2 キー

早送り表示

3 キー

とっても早い早送り

Q キー

太陽や惑星に印を表示

* キー

地面を描画

H キー

ヘルプの表示

4 キー

黄道を描画

5 キー

天の赤道を描画

T キー

目標をトレース

S キー

星を描画

I キー

Stellarium の情報を表示

ESC キー

Stellarium 終了