Folding Bike で行こう!

養老渓谷へサイクリング

なぜかひどい渋滞
1998 年 11 月 22 日


出発

1998 年 11 月 22 日の日曜日.翌日 23 日は祝日だし,サイクリングには良い日だと思ったのです.行き先はもう何度か出かけている養老渓谷.今回も弟と一緒に行くことにしました.弟は今回はチューブラーのロードレーサ.予備のタイヤがなかったので,チューブラータイヤのパンクを前の晩に直して,それを予備に持っていくことにしました.

今回は,前回の時間などを参考にして,お昼ごろに粟又の滝で昼食が取れるように出発することにしました.輪行で JR 内房線五井駅に向かいます.東武野田線から船橋駅から乗り換えました.今年の 11 月 1 日から JR 東日本では輪行が無料になりました.無料になってはじめての輪行です.だいたい自転車が手荷物料金を払う必要があって,ほかのスポーツ器具が持ち込み無料なんてなっとくできないです.他の鉄道会社で JR のルールをそのまま借用して輪行を有料にしている所は,JR 東日本の無料化にならってほしいもんです.

電車に乗る前と降りた後で,駅前で自転車を輪行袋に入れるのですが,弟はすっごく手際がよくなりました.確かに折り畳み自転車は気軽に輪行できるけど,ロードレーサだってそんなに不便ではないですね.サイクリングに出掛かけるための輪行なら何も問題ないです.これがちょっとお買い物に行くのに,輪行とかなると折り畳みのほうが気が楽でしょうけど.

今回のルートは前回ぼくが一人で走ったルートをなぞって行くことにしました.予定ルートは次の通りです.

が,しかし加茂橋を渡る直前で,なぜか弟のロードレーサがパンクしたのでした.

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なぜかパンク

弟のたつやくんは,かなりあせったようでした.でも昨夜のうちに 2 時間もかけてパンクを修理しておいた予備のタイヤがあるから大丈夫.

けっきょくタイヤをリムにはめるのにちょっとてまどりましたが,なんとか無事にタイヤを交換しました.ぼくは出先でパンクなんて一度もしたことがないのに,どうもたつやくんはパンクが多い.先日はマウンテンバイクだってパンクしたし(笑).


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なぜか渋滞

そして加茂橋を渡ると養老川にそって登っていく県道 81 号線(清澄養老ライン).しかしどうも車が多い.なんかイベントがあるのだろうか,はっきりしたことは分からないのでした.

小湊鉄道の養老渓谷駅から養老温泉まで来ると,もう道は車でいっぱいで渋滞していて,道は路上駐車の車でいっぱい.これでは自転車にとっても走りづらくてしかたがない.いったいどうしてこんなことに???

その県道 81 号から県道 178 号になる交差点で,とうとう警察があらわれました.そこから先粟又の滝方面は渋滞がひどいために道路を閉鎖していたのです.もっとも自転車は通っても良いという事だったのですが,山の中の細い道が車でびっしりとうまっているのです.自転車でだってそんなところには行きたくありません.

粟又の滝で昼食にするつもりだったのを,そこらへんの道端に座ってすませることにしました.お昼を食べるとなんかもうその日はやる気がなくなってしまって,弟と相談した結果そのまま近くの駅から帰ることにしたのでした.近くの駅といったら小湊鉄道の上総中野駅.
行ってみると 2 両編成の列車がすでに駅のプラットホームにあって,十数分で出発というちょうど良いタイミングでした.ちょっと急いで輪行の準備をして列車に乗り込みました.ここでは切符を買って乗るのではなく,列車の車掌さんにお金を払うというルールでした.列車は大変空いていたので,車両なかほどに座って,自転車をその前に起きました.

しばらくして列車が走り始めてから車掌さんが来ました.覚悟はしていましたが,このようなローカルな鉄道はとても料金が高いです.それはいいとしてさらに車掌は自転車は手荷物料金がかかるといってきたのです.私はこう言いました.

「みのがしてください.」

車掌さんは良く聞こえなかったようで,聞き返してきました.

「みのがしてください.」

車掌さんは「でも五井駅から先は JR だって手荷物料金が..」と言いかけました.すかさずぼくは JR 東日本が今月から自転車の車両への持ち込みを無料にしたことを説明したのでした.そしてついにそのばは見逃してくれたのでした.車掌さんありがとうございました.

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おわり

上総中山駅を出たときには,とて空いていた車内も,次の養老渓谷駅で沢山の人が乗ってきて,たちまち混雑しました.それでもローカル線に乗れたのはちょと嬉しかったです.

またしてもそんなに沢山は走りませんでした.

車で道があふれていたのを見たときには,最悪だと思ったのですが,気になっていたローカル線,小湊線に乗ることができたので,帰りはちょっと機嫌も直ったのでした.車掌さんに自転車の料金負けてもらったし(笑).


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1998 年 12 月 12 日作成


おのひろき onohiroki@cup.com