MTB で行こう!
97 年 7 月 19 日
富士見パノラマスキー場のダウンヒルコースに挑戦 (97/07/19)
7 月 19 日土曜日.結局は毎回の事であるが,夜遅く帰宅してから準備をして,JR 船橋駅の始発に間に合うように家を出るので,ほとんど寝る時間が無い.まぁ今回は残業で帰りが遅くなったのでなく,買い物,しかもフロントバックなどを買っていたので遅くなったのだから,しかたない.
今回の旅行のためにフロントバックを買った.Jack Wolfskin の TROPICAL RAIN だ.ぼくは Jack Wolfskin が好きなのだが,それを差し引いてもこのフロントバックのシステムはよくできている.ハンドルへの取りつけはボルトなどで固定するのではなく,ベルトで止めてある.それにバック自体は簡単に台座から取り外せる.まだ見たことの無い人はぜひ一度お店で見てみよう.
小淵沢から野辺山まで登るというプランはあっさり破棄して,興味が沸いてとても気になっている富士見パノラマスキー場へ行ってみた.これは富士見駅から BD-1 に乗って行った.
富士見パノラマスキー場には MTB コースがいろいろとあって,特にゴンドラで自転車を標高 1,000 m から 10 分ほどで 1,700 m over まで運べるのだ.もうそこらへんに気合いの入った MTB フリークが集まっていた.
BD-1 でその場にやってきたぼくはなんとなく場違いな感じ.コースの説明を見た限りでは BD-1 で MTB コースを走るのはちょっと辛そうだ.とくにダウンヒルコースなんて絶対に無理だ.
レンタルの MTB を見せてもらったがフルサスペンションの GIANT ATX-970 が一日 5,000 円.4 時間だと 4,000 円.さらにフロントサスペンションモデルは一日 4,000 円.フルサスペンションのモデルには GT もあった.
このレンタルの MTB が思ったよりも良い物が置いてあったので,やぱっりこの日は MTB をレンタルして MTB コースを走ってみる事にした.
聞けば持ち込みのペタルと交換しても良いとのこと.ぼくはさっそく自分のと取り替えようと思ったが,レンタル MTB のペタルが固くて外すことができなかった.残念.
はじめだけは遠慮して「初中級林道コース」を走った.次からはいきなり「ダウンヒル専用常設コース」だ.ぼくは MTB といったらクロスカントリーの方が興味があったのだが,ダウンヒルもやってみるとめちゃくちゃ面白い.しかし,コースはすっごく荒れている.素人のぼくにはそれが自転車が走るためのコースとは信じられない.ここがコースだと言われたので納得して走っているワケで,どこかの山の中なら,とても走ってみようという気持ちになれないような所だ.
なんどもコースを走るうちに一度だけノンストップでスムースに走りぬく事ができた.やったね.
やってみて分かったが,やっぱりブレーキがとても重要だ.ぼくは最後はブレーキを握るだけの握力が無くなってしまって,辛かった.これがもっと良くきいてコントロールしやすいブレーキなら,もっとスムースにコースを走れるだろうにと思った.変速機なんかはその点では多少安物だろうと,今のぼくには変速している余裕もないので,優先順位はブレーキより低いなって思った.(まだ自分の MTB 持っていないけどね.)
しかし後から思えば林道コースくらいなら,BD-1 でも行けたのではないかと思う.楽しめたかというとそれはどうかとも思うけど.あれくらいの林道は走っておかなければ,今後の BD-1 の行動範囲が狭くなってしまうというもんだ.
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飯盛山-川俣渓谷を歩く(97/07/20)
飯盛山山頂で富士山をバックに
(富士山なんてほとんど写っていないけど)
富士見パノラマスキー場を後にして,ぼくはいつものお宿,野辺山高原の「こっつあんち」に.
19 日の晩は宿の宿泊客の皆がそれぞれ翌日のプランを話し合っていた.誰かと一緒に行動しても良かったのだが,飯盛山に登るという人は他にも沢山いたのだが,どうもぼくが登ってみたい登山道とちがうところから登るようだ.結局ぼくは独りで行動することにした.
20 日の朝.朝食を終えると準備が整ったグループから出発していく.ぼくもザックを背負って出かけることにした.野辺山の電波天文台の近くにある宿「こっつあんち」から野辺山スキー場が中腹にある飯盛山に登る.飯盛山を清里方面にくだり清里の駅前を横切って行き,川俣渓谷に入る.そこから川俣渓谷を遡って八ヶ岳高原道路にかかる大泉の鉄橋・東沢橋まで歩き,そこからまた野辺山まで歩いて帰る.
書いてしまうと簡単だが,朝でて帰ったのが夕方であって,その間ずーと歩きっぱなしだったのだ.山は大した事は無かったが,途中の移動を全て歩いたのできつかった.特に東沢橋から野辺山までの舗装道路をとぼとぼ歩くので本当に疲れた感じがした.歩いていても楽しい道ではないからだ.しかしまぁ歩いてしまえば同じ所に戻る必要が無いのがいい.山に登るのと降りるのと違うルートで良いし,川俣渓谷だって引き返さなくても済んだのだから.
飯盛山はニッコウキスゲの黄色い花でとてもきれいだった.
川俣渓谷もとても良いところだった.そう,ぼくは水の流れって好きなんだなって改めて分かった.特にこういった渓流とか沢とかが好きだな.
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野辺山-甲府:BD-1 でサイクリング(97/07/21)
2 泊 3 日の旅の最終日.野辺山から甲府まで自転車で走ることにした.野辺山から甲府はほぼくだりばかりだ.何度か車に乗せてもらって走るたびに,甲府までくらいだったら簡単なのではないかと考えていた.問題は荷物の量であまり荷物が多いと負担が多きそうだ.以前はブレーキにも不安があったが,麦草峠からの下りを経験してからは,どんな下り坂でも大丈夫だという自信があった.いろいろ考えても仕方がないので,今回は実際に走ってみることにした.
野辺山の駅の近くをはしる国道 141 号線.それを清里方面に向かう.JR の最高地点を過ぎたらくだるいっぽうだ.あっというまに須玉インターを過ぎる.下り坂だけなので本当にあっという間だ.韮崎で国道 141 から 20 号線,竜王で国道 20 から52 に入り JR 甲府駅にいたる.
走ってみるとあっけないもので,JR 甲府駅の前まで 45 Km くらいだか 2 時間ほどしかかからなかった.サイクリングで 2 時間のくだりというと本当にあっけないのだ.下り坂だってそんなに厳しい道ではなかったし,少しでも苦しいことは無かったし.やはり計画がいいかげんすぎたようだ.もっと距離を走ってみれば良かった.JR 甲府まで着いてから,さらに先にすすむというのもまた無計画な話しであるので,今回は近くを少しふらふらしてみることにした.近くに武田信玄を奉った武田神社があったのでそこによってみた.
そして JR 甲府からまた輪行して帰った.
いつももっとちゃんと計画をすれば良かったという反省が残る.あまり無謀な計画を立てても大変な事になるし,あんまりあっけなく目的地に着いてしまっても物足りない.まぁそのうちに自分の走れる距離なども分かってきて,地図を見て良い計画がたれらるようになるだろう.勉強・勉強である.
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