ここで紹介されている BD-1 シリーズ 2001 年モデルの情報は,実際に販売されている製品を見て書かれたものではなく,試作品またはサンプル品を見て書いた物です.ですから実際に店頭に並ぶものとは多少の違いがあります.

BD-1 シリーズ 2001 年モデル

2000 年 10 月 11 日

BD シリーズ 2001 年モデルについて,ぼくなりに確認したことについてまとめる.2000 年 11 月 1 日発売を予定しているようだ.欲しいモデルがあれば,取扱量の多い御店ですぐに予約するべきだろう.今度の BD-1 のシリーズはチェーンリングカバーの色が変更になって,基本的には透明度の高いパーツになっている.製品版はまだ店頭にならんでいる訳ではないので,詳細はまだ変更の可能性もある.

BD-1W

フロントチェーンリングを 2 枚にして 9 x 2 の 18 速にしたモデル.フレーム形状を変更して実現している.フロントディレイラーの取り付けは,台座がフレームに溶接されている.

フロントディレイラー取り付け台座は,製品では 60T のチェーンリングまで対応できるようになる.フロントチェーンリングには外側には従来のもののような樹脂製のチェーンカバー(クリア)が付き,加えて内側にはアルミのチェーンカバーが付いて,折り畳み時のチェーンの脱落に対策をしてある.さらにリアディレイラーについていた,折り畳み時にチェーンをひっぱる針金が長くなっている.BB まわりとリアスイングアーム・ピポット部が幅が細くなり,フロントチェーンリングを 2 枚かするだけのクリアランスを確保している.リアスイングアームはエンドの部分も,角パイプが開口していた部分がふたがされて,さらにエンドに向かって細くなる形状になり,かなり印象がかわった.

BB 軸長 は 122 mm が使われている.特にオフセットして取りつけるでもなく,その長さで十分なようだ.

フロントチェーンリングを 2 枚化しても,折り畳み時にチェーンが外れたりすることなく,従来のように簡単に折り畳みできる.


BD-1ti

メインフレームにチタンを採用したモデル.前後のスイングアームはアルミ.チタン化によって特に軽くなっていない.メインフレームの素材の変更によって乗り味がかわっていて,堅いアルミに対してチタンのしなりが感じられるようになっているとか.フロントチェーンリングは一枚のままであるが,フロントチェーンリング取りつけ台座が用意される予定.


BD-1 color

グラファイトってのは,ハイポリッシュの上から薄く色をつけたようにみる.レッドとイエローはソリッドカラー.特にイエローは欧米の Birdy には無い色だから,海外の人に自慢できそう(笑).


BD-1C

ハンドルステムが 2 度内傾していて,通常よりもハンドルが近いタイプ.特に身長が 160 cm 以下の人は,通常のステムよりもこちらのほうが良い.もちろんもっと身長がある人でも前傾姿勢がきつくない方がよいならこちらになる.


BD-1

スコッチブライトというカラーが復活.ハイポリッシュと比べて光沢が抑えてあり落ち着いた感じ.


BD-3

内装 3 段 x 外装 7 段の 21 段変速.ロゴが白から金色に変更になったとか... 買ったままの状態ですぐに 2000 m 級の峠に挑戦できるはいスペックモデル.


Brompton

UK Brompton の 2001 年版は Mk. III になる.UK でない Brompton についてはリアキャリアのある 5 速の Brompton L5 はミリタリーっていう迷彩塗装のバージョンが追加されて,プラチナポリッシュと 2 種類に.リアキャリアのない 3 速の Brompton L3 はパールピンクというカラーが追加.フレームはピンクでリアスイングアームやフロントフォークなどの部分は黒でなく銀色.ほかにはレッドとグリーン.ホワイトはなくなったようです.


2000 年 10 月 11 日更新

おのひろき onohiroki@cup.com