サイクリングにハンディ GPS

GPS II+ から GPS III+ へ

GPS II+ はたいへん気にいっていたのだが,幾つか不満点があった.

そんなこともあって,誰かに GPS II+ を適当な値段で買ってもらえる機会があったら,買い換えようと思っていた.そうしたら意外に早くその機会がやってきた.GPS II+ か eTrex かで迷っている山口くんに GPS II+ を押しつけてぼくは GPS III+ に買い換えました.

一番の変更点は GPS III+ では GPS II+ より圧倒的に大きな文字を表示することができるようになっているって事でしょう.

GPS III+ にして良かった点は幾つかありますが主に以下の点です.

後は簡単な地図が表示できるようになり,別売のMap Source / World Map という地図データの CD-ROM からより詳しい地図データを GPS III+ 本体にダウンロードできます.しかし CD-ROM 一枚に世界のデータが入っているものの日本の部分を選んで使用するという感じですから,そんなに細かいデータではありません.最近はヨーロッパなど北米以外のデータも発売されてきているので,日本の詳細データが使えるようになる日を待つことにしたいですね.試してみましたが,日本で使うことだけを考えたら値段ほどの良さを感じられません.とくに GPS III+ に World Map のデータを入れる必要は無いと思います.

USB による Macintosh との接続

最近の Macintosh は古いシリアルポートがついていません.その変わりに USB がついています.PowerBook Duo 2300 も GPSy と MapFan II PUE を同時に使ってみたいな使い方にはちょっと無理があると感じていたのと,Duo 自身がぼくの不注意による事故のためにがたがたになってしまっているのもあって,iBook に移行することにしました.で,GPS III+ を USB を介して iBook に接続することになりました.

GPS III+ には PC 用接続ケーブルが付属しています.これは Windows パソコン用のケーブルです.PowerBook にも iBook にも使えません.ぼくはこれとは別に RIGHT STUFF, INC.製の Mac 用シリアルケーブルも別に持っていました.必要な物はシリアル USB 変換装置です.

幾つかシリアル USB 変換装置がありますが,この分野で実績を確認できるのは KEYSPAN のものです.製品には 2 種類あって,安くてシリアルポートが一つで Windows 用 PC のシリアルケーブルが使えるものと,Mac 用のシリアルケーブルが使える 2 ポートで値段が倍近くするものです.

ぼくはすでに PC 用ケーブルも Mac 用ケーブルも持っていました.しかし ISDN にコ ンピュータを接続するためのターミナルアダプタ (TA) は Mac 用のシリアルケーブルで使えないと面倒ですし,2 ポートあれば GPS ケーブルと TA 用ケーブルを両方挿したままで大丈夫です.それに値段が高いのは 2 ポートであるばかりではなく,1 ポートのものよりも高速なデータ転送に対応しているようです.もともと Mac のシリアルは伝統的な PC のシリアルよりもデータ転送が高速でした.そういうこともあって 2 ポートの高速版を買いました.

これから買う人は GPS III+ を買えば PC 用ケーブルはついてくるし,GARMIN 純正には Mac 用シリアルケーブルなど無いので,PC 用のケーブルがそのまま使える 1 ポートの物を買えばいいと思います.

そして 1 万 3 千円ほどでそれを買ってきて試してみたところ GPSy も正常に動きましたし,TA を介して ISDN にも接続できました.

結論:シリアル USB 変換器のドライバで設定したシリアルポートが見えるので,それを選択すれば OK です.

(2002 年 2 月 追記) ちなみに KEYSPAN 社では,すでに Mac OS X 用のドライバも準備していて,web サイトからダウンロードできるようになっています.

USB ケーブルについて有用なリンク


2000 年 6 月 29 日作成・2002 年 2 月 18 日修正.

おのひろき onohiroki@cup.com

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