履歴もしくは日誌
2005 年 10 月の履歴(もしくは日誌)
2005 年 10 月
10 月 13 日
クレジットカードが不正利用された(2)
今回自分のクレジットカードが第三者に不正利用されてしまいました.ぼくのカードはオリコのものでした.オリコ側の対応はとても良く安心できました.ぼくはこのクレジットカードのために何年も年会費を納めて来ました.年会費がかからないクレジットカードがいくつもあるのは知っているのですが,カ−ド会員紛失盗難保障制度規約なんかがけっこう違うんですよね.カード盗難で不正利用があった場合に,どうなるのかですね.
ちなみにオリコの会員規約のカ−ド会員紛失盗難保障制度規約はこんなです:
- カ−ド会員紛失盗難保障制度規約
- 第3条(届出)
- 会員がカ−ドを紛失し、又は盗難等にあったことを知ったときは、直ちに当社に連絡の上、最寄りの警察署にその旨を届出るとともに、当社所定の届出書を当社宛提出するものとします。
- 第4条(損害填補期間)
- 当社が填補する損害は、前条の紛失・盗難等の通知を当社が受理した日の60日前以降に行われた不正使用による全損害とします。
今回の場合は,クレジットカードそのものを紛失したり盗難にあったりしたわけではありません.どこからか番号などの情報だけ盗まれたのです.カード番号や氏名,有効期限などの情報はカード表面に記載されている上に,利用控えなどにも印字されているのですから,カード利用者側でそれらの情報を完全に隠すのは無理だと思います.それからすると,今回のような場合は,カードそのものを紛失したり盗難されたという話とは全然違うようにも思います.カード紛失や盗難による不正利用の場合でも,それに気がついて連絡すれば 60 日遡って免責になるのだから,毎月の利用明細をちゃんとチェックすれば問題なさそうですよね.でも海外での利用なんかは,明細に乗るのが遅くなったりすることもあるから,やっぱり 60 日くらいないと危ないのかも.
今回の不正利用では以下の 5 つは注目すべき点かな:
- 不正利用の発見はクレジットカード会社
- ぼくは不正利用についての責任は問われず,支払いも求められなかった
- 利用の 1 件 1 件について電話で日付と利用店と金額を教えてもらって,それに対して心当たりがないと答えれば,それについて請求されないように手続きされ,なにかしらの証明を求められなかった
- 自分で使った分と,オンラインなどで確認できる利用可能残高の数値が食い違っていて,自分が認識していないチャージが発生しているみたいなので,毎月の利用明細が送られて来たら良くチェックしようと思っていた
- チェックするのに備えて,利用控えを整理してあった
今回は何があったのか知らないけど,クレジットカード会社側で不正利用が発生していることを把握しているようでした.個人情報流出による不正利用がいくつかあって,ぼくの他にも同様の連絡/照会を受けた人がいるのかもしれません.または AI を利用したコンピュータシステムによる不正利用発見がうまく行ったのでしょうか.コンピュータが個人の利用実績を追跡して,不正利用のパターンを発見したのでしょうか.
カード番号などの情報の盗難経路については,今のところはなにも分かっていませんが,以下のようなものが考えられるみたいです:
- クレジットカードを使った時に渡される利用控えなどは,破いて破棄しているかどうか.
- 飲食で利用した場合に,レジの前での支払いではなく席での会計という形態で,カードを店員に預けるような事はなかったか.
- オンラインショッピングで,これまで使った事のないところを新たに使っていないか.その時にセキュリティー面で変なところがなかったか.
利用控えは,必ず受け取って持ち帰り,毎月の明細書が出た後は破って捨てています.飲食店での利用も最近は怪しいことはありませんでした.海外通販は最近初めて利用したところがあって,そこが特に怪しかったわけではありませんが,不正利用の始まっているタイミングを考えると,そこで何らかの問題があったのかも.
今回のオリコの対応はとても良かったのですが,不正利用でかなりひどい目に会っている人も世の中にはいるみたいで,クレジットカード会社の選び方とか考えちゃいますね:
- クレジットカード騒動顛末記〜うちんとこでカード番号不正利用されたぞー〜
http://soratobu.where-i.net/essei14.htm
これは悲惨な例.不正利用に対してのセゾンの対応がひどすぎます.
やっぱりクレジットカードも,クレジットカードを利用したオンラインショッピングも便利なので,今更利用をやめられませんが,どのようなクレジットカードを使うのがリスクが少ないのかとか,利用控えの扱いや利用明細のチェックなどいろいろ考えなければならないことは多いですね.もちろんクレジットカードの仕組み側でも,もっと安全対策をすすめて欲しいです.
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