麦草峠アタック 2001

2 日目 2001 年 9 月 23 日

皆で宿の前で記念撮影をしてから出発.

2 泊するのは吉田信生さん,いっとくさん,須藤さん,たかさん,こぐさん,おのひろきの 5 人.それ以外の人はそれぞれのルートで帰り道につく.ミキさんは信州峠に向かうということで,途中まで一緒.

2 日目のぼくらは,宿の主人のこっつぁんの提案を取り入れて,川上村から標高 1620m の馬越峠を越えて南相木村へ降りて,そこで温泉に入ることにした.

ここらへんはけっこう須藤さんが道を知っていた.信州峠へ向かうために途中で別れたミキさん.ぼくらと別れる所はかなり急な登り坂だったが,すっごく元気に登り坂に吸い込まれていった...
なぜにあんなに元気なのか.

この日もとても天気が良かった.馬越峠を登り始めてしばらくは畑の中を走る道で,木陰で休みたいのに日を遮るものはなにもないという感じだった.さらに登ると林の間を通るようになる.木漏れ日がきれいだ.とてもキモチが良い道だ.
皆,この峠が気に入ったようだ.やっぱり吉田さんはウソツキだなんて話をしているうちに馬越峠を登り切った.峠とはいっても見晴らしの悪い麦草峠とは違って,馬越峠は見晴らしが良い.岩の間を切り開いたような峠.川上村側も南相木村側もとてもよい展望だ.残念なのは自動車が沢山停っていること.天狗山への登山者が置いていった自動車だろうか.自動車さえなければすっごく良い写真が撮れそうなのに.

馬越峠を下る.南相木村から登るほうがきつそうだ.下りでよかった.
下り切ったところでこぐさんのフロントスイングアームのピボットのねじが緩んでいると言うので見てみると,ホントにすっごく緩んでいた.温泉はすぐそこなので,とりあえずはそのまま温泉へ.そこでこぐさんのフロントスイングアームのピボットのねじを締め直す.かなり太いアーレンキーが必要なのだが,ぼくが Sat R Day をケースに収めるときにクランクを外すために持っている太い 8 mm アーレンキーがちょうどだった.それで締める事ができたのだが,締める前は脱落寸前.おそらく麦草峠の下りでここまで緩んでしまったのだろうが,無事に峠を降りることができてなにより.下りでかなりハンドルがぶれたとのことだが,こんな状態では当然である.

「滝見の湯」は「犬ころの滝」という滝の前にあり,お風呂から滝が見える.露店風呂もあった.温泉の後は,そこで食事をしてまったりとした時間をすごす.こういうのんびりしたのもいいものだ.

立岩湖の前をとおり「立岩の滝」,「おみかの滝」と見学した.ぼくはまぬけなことにおみかの滝で鍵を落としてしまい,手持ちの工具でワイヤー錠を切断することに.小さなペンチ一つでもけっこうあっさりと切断できた.これにはやった本人もびっくり.実は切断する直前に,須藤さんがぼくが落とした鍵を見付けてくれたのだが,ぼくが切断してしまう方が早かった...

その後は順調に進んで小海駅.昨日輪行組みが輪行した松原湖駅の一つとなりだ.ディーゼルで走る小海線に乗りながら昨日走ったあたりを窓から確認したりして.
大して走っていないのに,野辺山駅に着いたのはちょうどよい時刻だった.宿に戻るまえに駅前で風呂に入って,宿に戻るとちょうど夕食時だ.そしてまた酒を飲む.
おのひろきは酒を飲まないと知られているが,実はキライではないので,ほんのちょっとなら飲む.
飲んだら乗らないのだから,あまりお酒を飲む機会もないのだ.それに飲むと眠くなるし.その点,泊まりの場合はすぐに寝ることができるのであまり問題はない.