ケース別にまとめてみました.Visor でトラックデータをバックアップ取りたいとななるとちょっと面倒ですが,Palm III などを使ったり,Visor で表示している地図の上に現在位置を表示したいといった場合は実はけっこう簡単です.
ケーブルの入手先などについては「Palm OS 機を GARMIN GPS に繋ぐ」のページの「参考 URI」に情報があります.
2001 年 2 月現在では Visor 用のケーブルは個人輸入するのでなければ入手困難です.
Gamin プロトコルでトラックデータなどを Visor に転送するのではなく,NMEA プロトコルを用いて,Visor で表示されている地図上で現在位置を指し示すといった限られた使い方であれば,簡単にケーブルが入手できます.
ライトスタッフ
NMEA プロトコル,eTrex, eMap, eTrex summit 用のケーブル Visor Cable For handspring Visor EV-700S
ただしこのケーブルは GPS は eTrex や eMap などのシリーズにしか対応できていません.対応する Palm のソフトも MapPilot と JaMaPS (未確認) の他はあまり無いみたいです.
こういった使い方については,2001 年 2 月の時点でぼくはあまり興味をもっていないので,詳細には触れません.
Palm III シリーズ(IIIc を含む),それらの IBM ブランドの同等品,TRG Pro, HandEra などは簡単です.
Palm の HotSync ケーブルにクロス結線のための変換器を介して,PC と Garmin GPS を接続するためのケーブルで接続すればつながるはずです.Palm III と Garmin GPS III+ で一度試して見ましたがうまく行きました.この場合は,ケーブル 2 本を変換器で接続するような形になるので,ケーブル類ががさばります.ライトスタッフさんのスペシャルモールドサービスで,HotSync ケーブルに直接 GPS 用コネクタをモールドしてもらうのが良さそうです.
GPilotS というソフトを使えば Garmin プロトコルで GPS のトラックデータなどのデータを Palm にバックアップとったり waypoint の編集してから GPS に転送したりできます.また MapPilot などを使えば,Palm で表示している地図の上に現在位置を表示したりできます.
Palm V と Vx (および IBM ブランドの同等品) でもケーブルが通販で入手できます.
基本的には「Palm III などと Garmin GPS の場合」と同じですが,Visor の場合は,シリアルクレードルもシリアル HotSync ケーブルも使えません.シリアルデバイス接続用のケーブルを買う必要があります.この場合は,「クロス結線のための変換器」が不要です.
Visor の Hotsync 用シリアルケーブルは国産品も入手できるようになりましたが,こうした物は Hotsync に使えても GPS の接続には使えません.ケーブルは必ず「モデムや GPS の接続に利用できます.」と明記されている物を買いましょう.外付けモデムには接続できても GPS ユニットには接続できないっていうケーブルも存在するので気をつけましょう.
これについては「Palm OS 機を GARMIN GPS に繋ぐ」のページに情報がありますが,決してまとまってはいません.
2001 年 4 月 4 日の時点では Mark/Space Datacode HS を購入するのが一番だと思います.
2001 年 2 月 19 日作成・2001 年 4 月 4 日更新
おのひろき onohiroki@cup.com