2003 年 9 月の履歴(もしくは日誌)


2003 年 9 月



9 月 24 日 かっこわるい

車内の携帯電話ルール変更

電車内の携帯電話マナーのルール統一には賛成です.以前の東急東横線なんかは,偶数号車奇数号車で分けていて,電源を切らないとならない車両とマナーモードにして通話は禁止の車両とに分かれていました.それで車両に乗り込む時に,電源を切らなくてもよい車両を選んで乗り込まなくてはならなかったわけです.それが優先席付近では電源を切るというルールなら,優先席付近に行かなければ良いわけですから,以前より守りやすい.

列車に乗り込む時に携帯電話の電源を切らなくちゃならないというのは,なかなか受け入れがたいというのがぼくの率直な感想です.

そもそもどうして電源を切らないとならないのかが分からないのです.ペースメーカなどの医療機器に対する影響について,その昔の厚生省が発表した指針では,ペースメーカを埋込んでいる部位に対して携帯電話のアンテナを垂直にあてて発信した時にのみ不整脈が観察され,その他の条件では影響が観察されなかったと.それをふまえて 20 cm 距離を置けば安全という指針が出されたはずです.それからしたら,動けなくなるほどの満員電車でなければ,まずは大丈夫なはずだったのではないでしょうか.
ラッシュ時の非常に混雑する時間帯に,携帯電話を電源が入った状態で腰より上に持ってこなければ,大丈夫なんぢゃないかと.

だから,全面禁止というのは納得行かないけど,条件を定めて電源を切らなくてなならない場合とそうでない場合を分けるのは受け入れやすいです.
それで,分かりやすさの事も考えて,領域を限定してそこでは電源を切ってくれっていうのは良いと思うのです.

でも考えてみると,ペースメーカを使っている人が電源の入った携帯電話を避けるのであれば,ラッシュ時の満員電車に乗り込む時にどうやって優先席付近までたどりつくのかが問題ですね.そう考えると優先席付近ってのは,優先席の近くの出入り口の所も含むのでしょう.

自分は,このルールなら守ることができそうですが,ルールを守っていない人に対して,注意するなどの行動に出ることができるかどうかというと自信がないです.かっこ悪いです.

こういう場合にきちんとルールを守っていない人に対して注意をすることができる こぐさんはかっこ良いです.

ぼくは特にこれについて罰則が必要だとは思いません.罰則がなければルールは守らなくて良いというのが,今の日本人の感覚として一般的なのであれば,それは悲しいことです.

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