2004 年 1 月の履歴(もしくは日誌)


2004 年 1 月

1 月 30 日

歩道走行 / 道路交通事情

まめさんが,自転車通行可な歩道を自転車が徐行して通行する時の速度についてコメントしています.

おのひろきさんが書かれている徐行とは、一般的に速度では表さず、すぐに停止できる状態で走行することと認識しています。人の感覚によって違ってくるのも困りますが、決められるものでもなさそうですね。

こぐさんもまめさんに概ね同意見とのこと.

これ「このくらいの速度は OK だろう」っていう速度が,実は速度が出過ぎってことになっていないでしょうか.車道をがんがん走っている人が,歩道にのったときに,車道を走っているときよりも低速になるのは当然ですが,人が歩いている歩道を時速 15 km とかで走ったら,それは徐行ぢゃないと思います.ならどれくらいがいいのか.法律でも速度を明らかにしていないんですし,数字で定義するようなものではないのかもしれませんが,実際は人の感覚によって違ってしまっているという困った状況なのではないでしょうか?

自分が歩道を通行するときに,歩行者からどう見えるのかは考えたいですね.

そして,「日本の道路交通が弱者優先の原則からかけ離れてしまったのはなぜか」という問題についての考察がこぐさんのはてなダイアリーにあります:

日常で感じる事で,良くありがちな思考パターンに以下のようなものがあります.

誰かが変な事をしている.自分はあまり興味ない,積極的になれない.
それは法律で認められているのか? 禁止されていないの? そんなの許されるの?
自分が普通に行っている事が,ルール/マナー違反であると指摘された場合.
違反すると罰せられるのか? 罰則があるのか?
自分が普通に行っている事が,違法であると指摘された場合.
違反すると罰せられるのか? 罰則があるのか? 皆やっているではないか?

つまり自分がやりたくないことや,関係ない他人がやっている自分に理解できない事は,法律などで禁止してほしいけど,自分がやりたいことは,警察に捕まらない限りなら,なにをやってもかまわないという感覚.

  • 変な自転車に乗っている人を捕まえて,「そんなもんで公道を走っていいのか」って言う人.
  • チェーンメールはルール違反/マナー違反だと指摘して,「法律で規制されているのか? 警察に捕まるのか」と言う人.
  • 自転車の飲酒運転について「少しくらいなら警察はなにも言わないんだから,良いではないか」と言う人.

特に下の 2 件の,警察に捕まらないなら OK っていう感覚は,人間の貧しさを感じます.

http://onohiroki.cycling.jp/tb/tb.cgi/weblog_d20040130n2 TrackBack

[ 上に戻る]