履歴もしくは日誌
2006 年 3 月の履歴(もしくは日誌)
2006 年 3 月
3 月 15 日
IKD 訪問: 新 Sat R Day Recumbent 試乗
@nak(あ)さんも,Column@nak に書いていますが,ぼくもCYCLETECH-IKD を訪問した際に,新しいタイプの Sat R Day Recumbent に試乗して来ました.
ぼくの Bike Friday Sat R Day Recumbent は今は生産終了の古いタイプで,まったく新しく設計された新 Sat R Day で置き換えられました.
古い Sat R Day は生産時に手間と時間がかかりすぎるってことで,見直しが行われたのですが,新しい Sat R Day もかなり複雑で手間がかかっているようにみえます.Hanz さんは,新設計をするときに,あまり生産性の事は重用視しなかったのでしょうか.新 Sat R Day は,古いのと比べると軽くなっていて,その分だけ走った感じも軽快でした.どちらかというと,走りを主眼に新設計されたのかもしれません.
リカンベントというと,空気抵抗が少ないとか効率が良いといろいろ言われていますが,古いタイプの Sat R Day Recumbent は実はゆっくり走るタイプの自転車だったと思います.乗りやすくて日常の足として,またはツーリングの相棒としてとても良い自転車だったと思うのですが,あまりがんがん走るような自転車ではありません.
それに対して新しい Sat R Day は重量も走りも軽くなり,がんがん走れそうな印象です.かなり踏み込んで走ってみても,古い Sat R Day のようにはフレームのねじれる感じがしませんでした.特に折り畳まれる先端に BB が付くブームの部分の剛性があがっていると思います.
シートは,以前の Sat R Day は,座布団とフレームにメッシュを張ったタイプのシートでした.後にアメリカンなハンモックシートがオプションで用意されました.それらと比べると,固いシートにクッションを敷いたヨーロピアンなシートを採用した新しい Sat R Day は足付きが良くなっているようです.シートが細いからですね.新しいシートは寝そべってみると良い感じでした.
ぼくが新しい Sat R Day で気になったのはシートの固定部分です.シートはフレームの上のレールを金具がスライドするようになっていて,その金具をクイックレリーズで固定するようになっていました.ここはかなりキツく閉めないと乗っている時にシートが動いてしまいます.でも,折り畳む時には,その固定部分を緩めなければなりません.シート位置を前後に調整する時の固定と,折り畳みの為のシートの固定が同じクイックレリーズで行うようになっているのです.折り畳みの時に毎回シート位置も調整が必要になりそうですね.古いタイプは,シートを固定する金具は位置調整した上でボルトでフレームに固定して,その金具とシートをクイックレリーズで固定していたので,折り畳みの時にシート位置が変わってしまう事がありませんでした.
ぼくは自分の Sat R Day のシートの後ろに籠 (RIXEN & KAUL のショッパー)を付けて便利に使っていますが,新 Sat R Day ではなにか工夫しないと同じように籠を付けるわけにはいかないみたい.
試乗した感想を短く述べれば,「ぼくの Sat R Day よりも,新しい Sat R Day のほうが,走りが軽い.」
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