履歴もしくは日誌
2006 年 7 月の履歴(もしくは日誌)
2006 年 7 月
7 月 25 日
ハンディ GPS とサイクルオレゴン準備
サイクルオレゴンへ持って行く為にハンディ GPS を新調することにして,Garmin GPSMAP60CSx を購入しました.早く使い方を覚えたいので,ちょっと近所を走る時も常に GPS を使っています.
まずは,もうサイクルオレゴンにむけて GPS の表示をキロメートル表示からマイル表示に変更しました.オレゴンに行ったら周りの 2 千人くらいのサイクリストが,次の休憩まで何マイルだとか,時速何マイルで走ったらとかって話をします.それをいちいちキロメートルで換算しないと分からないのはなかなか辛いのです.
2003 年のサイクルオレゴンでは,やはり表示をマイルに変更していたのですが,後半になってやっとマイルの感覚が分かって来たなって感じでした.そこで今回はあらかじめ日本にいる時からマイルの感覚を身につけようという作戦です.
Garmin GPSMAP60CSx で使うオレゴンの地図データも探してみました.ぼくは Garmin MapSource WorldMap を以前から使っていました.最低限の地図データはあるわけです.しかしもう少し詳細データも欲しいです. 普通に United States Topo の MapSource を購入してしまえば良いのですが,それなりのお値段だしめったに使わないのでやはりためらってしまいます.
それで,フリーの地図データを探してみました.
実は米国の地図データはちゃんと売られているのでわざわざ自分でデータを作ってフリーで配布するってことはそれほど盛んではないのかもしれません.
いろいろ探してみたけど,ポートランド付近の地図データが見つかりました.
サイクルオレゴンのコースの部分のデータは全くないのですが,今回は成田からポートランドに飛んで,ポートランドで一日サイクリングしたいと考えているので,ポートランドの詳細データが見つかったのはやはりうれしいのです.
MapSource Version と Standalone Version があって,MapSource という Garmin のデータ管理ソフトを持っていれば,MapSource Version のインストーラをダウンロードしてインストールすればすぐに使えます.
Standalone Version は MapSource がなくても大丈夫なように,データ転送ユーティリティプログラム付きです.
ぼくは Windows の環境で MapSource Version を試してみましたが,詳細まで入っていてとてもいい感じだと思いました.
Garmin GPSMAP60CSx には,地磁気センサーを用いた電子コンパスがあるのですが,それがあまり具合がよくありません.GPS は基本的に時刻と位置情報が取れるだけです.移動していれば移動している方向が分かるという仕組みです.ですから停止した状態では GPS だけでは方位は分からないのです.Garmin GPSMAP60CSx は内蔵の電子コンパスでそれを補うのですが,ゆっくり移動しているときに電子コンパスによる方位が参照されるために,どうも実際に移動してる方向とずれた方向を向いているように表示されます.でも軌跡は GPS のデータなのでずれません.
これは,電子コンパスの設定を変更することで解消しました.単純に電子コンパスを OFF にするという設定はないみたいで,速度が一定以下になり一定時間を経過したら電子コンパスを ON にするという設定ができるようでした.
最初は時速 10 マイル以下で電子コンパスを ON にするという設定のようでした.
時速 16 キロメートルくらいだから,もっと遅い速度の時から電子コンパスを OFF にしていたほうが都合が良いです.なんせ動いていれば GPS で得られる位置情報から移動している方向を算出したほうがたいていの場合は正確なんです.
そこで設定を変えて時速 1 マイル以下になって 5 秒経過したら ON にするようにしてみました.これなら自転車でゆっくり走っているときでも電子コンパスは OFF のままで GPS による位置データから移動方向を割り出します.信号待ちなどで停車した時も,すぐに電子コンパスが ON になっているようです.
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