履歴もしくは日誌

iPad が発売されたときに Apple iPad Keyboard Dock ってのが発売されました．これは iPad 用スタンドにキーボードが一体かしたようなものでした．これには iPad 専用のキーがありました．ホームボタン，検索ボタン，画面ロックボタン，ソフトキーボードボタン，スライドショーボタン．そういった専用キーは通常の Mac 用とか PC 用の Bluetooth キーボードにはそなわっていないもので，使ってみると便利なのでした．

しかし Apple iPad Keyboard Dock には問題があって，iPad を何らかのケースなどに入れるとうまく Dock にドッキングできないのです．Apple 純正のけーすですらそうでした．iPad を裸で使った場合にはぴったりはまるのですが．iPhone 4 はコネクタがちゃんとさされば使えるのですが，うまく奥までささりませんでした．iPhone 3GS ならかろうじてささりました．iPad 2 は形状がちょっとちがうので座りがわるいそうです．

Apple Bluetooth キーボードも持っているのですが，iPhone は Bluetooth 設定が階層の深いところにあって，常時 Bluetooth をオンであれば良いですが，必要なときに Bluetooth をオンにしてって使い方は現実的ではありません．また Apple iPad Keyboard Dock についている便利な iPad 用キーが Apple Bluetooth Keyboard には付いてません．

今回購入した 上海問屋のキーボード DN-IPKB115WH は，そういった問題を全部解決するキーボードです．iPhone / iPad でちゃんと使えますし，iPhone / iPad 用の専用機キーも備えています．それに Bluetooth と違って，iPhone や iPad のドックコネクタにケーブルをつなげばすぐに使えて，使わないときはケーブルを外すのみ．キーボード側に電源はいらず iPhone / iPad 側から電源供給されて動作します．質感もそんなに悪くないし Apple iPad Keyboard Dock と比べるとずいぶん軽いです．

上海問屋 のキーボード DN-IPKB115WH は Apple iPad Keyboard Dock のように iPad を支持する構造になってません．iPhone や iPad を適切な角度で保持する台か何かが別にほしいかも．

欠点らしい欠点といったら，このキーボードを iPhone / iPad のドックコネクタにさすと，iPhone / iPad に電源を供給できません． Apple iPad Keyboard Dock には通常の Dock の用に Dock コネクタがあって，そこにケーブルをつないで置けば， Apple iPad Keyboard Dock に iPad を乗せれば iPad の充電ができます．iPhone / iPad を充電しながら使う事はできず，さらにキーボードが iPhone / iPad 本体の電力消費します．この問題は cablejive dockStubz っていうアダプタを使うと解決できます．これはドックコネクタ延長アダプタで Dock コネクタと別に mini USB ポートから電源供給できます．

上海問屋 のキーボード DN-IPKB115WH には Apple iPad Keyboard Dock と異なり一番左下に Num Lock キーがありました．それ以外は Apple iPad Keyboard Dock の US 版とまったく同じキー配列．(ぼくが持っているのは iPad2 用ではない iPad 用の Apple iPad Keyboard Dock の US 版)

なかなか良さそうなので上海問屋 のキーボード DN-IPKB115WH を使う事にして，Apple iPad Keyboard Dock は iPhone 3GS を使っている細君にゆずってしまおうかなって思います．