2003 年 12 月の履歴(もしくは日誌)


2003 年 12 月

12 月 12 日 小径

ホイールサイズと走行性能

BD サイクリングクラブメーリングリストホイールサイズと走行性能の話題を振って,そのままでした.期待以上にいろいろな話が聞けてとても有意義だったと思います.とくに kaz さんが投稿した [BD cycling:13923] が良かったです.

kaz さん [BD cycling:13923] にて曰く:

路面に接地する面積は,タイヤの圧力と,ライダーと自転車を合わせた全重量とで,決まります.

そうだとすると、同じ太さ・圧力のタイヤだと、だいたい同じ長さがつぶれます。
そうすると、径が大きいほうが横から見たときの変形量が少なくなります。
言い方を替えると、径の小さいほうが底付きしやすいといえます。

変形量が転がり抵抗にかかわるので、同じ太さ・圧力だと大径のほうが転がり抵抗は少なくなります。--(2)

そんな理由で小径タイヤのほうが一般的に太めに作られているのではないかと考えています。(太ければ接地面は前後に短くなり、底付きしにくくなる。)

ただ、太いタイヤは、同じ空気圧に耐えられるように設計するとより強度を上げなければなりません。
細いタイヤは同じ構造であればより高圧に耐えられます。--(3)

引用終わり

それで説明は大きなホイールのほうが,細くできて,細いほうが同じ重量で高圧にできると.そして高圧の方がタイヤの変形量が少ないと.それで転がり抵抗が少ないと言われるのだろうという話.

変形量については,高圧の方が少ないのもそうだけど,タイヤが太い方が変形時のロスが少ないとかって話も聞いた事があります.

でもタイヤの転がり抵抗については,Greenspeed というオーストラリアのリカンベントメーカが,タイヤの転がり抵抗を実測して,小径でも 700C の大きなサイズの転がり抵抗と比べて遜色無いタイヤがあるって結論づけています.

そうなると転がり抵抗だけの話ぢゃ 700C の大きいホイールが小径ホイールよりも良いってことを説明しきれないわけです.

両方乗っている人は 700C のロードレーサのほうが小径折り畳み自転車よりも良いとは言うんですが,車輪の大きさよりも,競技用自転車と,コミュータである折り畳み自転車の比較だというところが,すでに違っているような.

結局よくわからないなぁ.

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