2004 年 3 月の履歴(もしくは日誌)


2004 年 3 月

3 月 12 日

Mac OS X での XSLT のツール

これまで xalan-j を使っていました.これは Java のプログラムです.ちゃんと動くけど,あまり動作は速くありません.

もっと高速な XSLT ツールが欲しいと思っていたので,いろいろ探していたのですが,昨夜になって xsltproc が使えるようになりました.

xsltproc は libxslt に付属していて,これは Fink などからもインストールできます.しかしバイナリパッケージをインストールすると出力が UTF-8 なら良いのですが,JIS とか EUC の漢字コードを使う事ができません.自分でコンパイルしないとダメなのでした.

iconv というのと libxml2 というのが入っている環境なら,libxslt を自分でコンパイルしてインストールすれば,日本語の文字コードも使えるようになるとか.

iconv と libxml2 はもともと Mac OS X 10.3 にも入っていたみたいです.他に Fink のものも入れていました.

念のために,libxml2 も自分でコンパイルしてインストール.その後 libxslt もコンパイルしてインストール.それらは /usr/local に入ったのかな?

すくなくとも libxml2 をインストールしたときに一緒にインストールされる xmllint は以下の場所にあります:

  • /sw/bin/xmllint
  • /usr/bin/xmllint
  • /usr/local/bin/xmllint

libxslt をインストールしたときに一緒にインストールされる xslproc は以下の場所に:

  • /sw/bin/xsltproc
  • /usr/local/bin/xsltproc

/sw/bin に入っているものは Fink から普通にインストールしたもの./usr/bin に入っているものは Mac OS X 10.3 に入っていたもの./usr/local/bin/ のは,今回インストールしたものです.

ぼくの場合は Fink からそのままインストールしちゃった /sw/bin/xsltproc は,日本語の文字コードに対応しませんが,/usr/local/bin/xsltproc はちゃんと日本語の文字コードである JIS とか EUC も出力できるようになりました.

やっぱり xsltproc の方が,xalan-j よりも,はるかに高速です.

libxml2 と libxslt のソースは Fink のものをそのまま使いました.Fink でソースからビルドしようとすると,ソースのアーカイブがダウンロードされて /sw/src/ に保存されます.アーカイブを展開したら,./configure して,make して sudo make install するだけなので簡単です.でも,本当はちゃんと手順を踏めば,Fink でソースからビルドすれば大丈夫なんぢゃないかと思います.うまく行った人がいたら教えてください.

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