2004 年 11 月の履歴(もしくは日誌)


2004 年 11 月

11 月 8 日

新しい自転車とヘルメット

先日の多摩川サイクリングロードに,Bike Friday 試乗の為にみなで集まったときに,みはみはさんに対して,自転車よりもまずヘルメットだろって言いました.
彼女が新しい自転車を購入する動機のひとつに峠に行くって言っていたので,それならどのみちヘルメットは必要になるのではないかと.
麦草峠アタックなんかにも興味ありそうだったしね.ぼくが企画して BD サイクリングクラブなどで募る峠へのサイクリングに参加するならヘルメット必須っていう条件で案内を出すから必要になります.

ただ軽くつっこみ入れたかっただけだったのですが,あとから考えるとあまり良い言葉ぢゃなかったかもって.

ヘルメットを勧めるにしても,単にヘルメットかぶれって強く訴えても,伝え方を工夫しないとなかなか効果が出ないのです.だから気持ちを伝える時の表現って大切ですね.

ぼくは荒川サイクリングなどでは,ヘルメットの着用を指示したりする必要は無いと思います.
義務化したらヘルメット着用に抵抗のある人は参加しなくなるし,そういう人にヘルメットをかぶってみようと思わせる機会が失われてしまうから.
まわりの人がヘルメットを着用して自転車に乗っているのを見て,ヘルメット着用に対しての考え方が変わる,そういう機会になれば良いなって思います.

荒川サイクリングでは,折り畳み自転車やリカンベントが多くて,ロードレーサやマウンテンバイクといった競技指向のスポーツ自転車が少ないのは,ひとつの特色だと思います.そして,強制でもないのに,ヘルメットをかぶっている人の割合がとても多いというのも特色です.
競技指向のスポーツ自転車でないのにヘルメットをかぶっている人が多い訳で,これは安全に対しての意識が高い事の現れではないでしょうか.そういう点は誇ってもいいところだと思います.
普段はヘルメットを着用していないけど,イベント参加時には他の参加者に迷惑かけないようにっていう心がけでヘルメットを着用するのなら,それはすばらしい心がけで,ぜひそうして欲しいものです.

この先,荒川サイクリングなどのお気楽なサイクリングイベントでも,必ず事故が起こるでしょう.事故を起こせばまわりの人に迷惑をかけることになるのです.それを考えたらある程度の事故に備えてヘルメットを着用して参加するほうが,周りにより配慮しているっていうことになるでしょう.

事故と安全を考えて,周りに対する配慮があるから,ヘルメットをかぶっている人がかっこ良いのです.

事故なんか起こさないし,例え起こしても大した怪我にならないだろうから,ヘルメットなんていらないよって言う人がいれば,やはりかっこ良くは感じないですね.かっこ悪い.

かっこ悪いという言葉が突き刺さるなら,するどく深く突き刺され.
むしろ,正しい/正しく無いとか良い/悪いよりも,かっこ良い/かっこ悪いがより使える道具だと言えるのは,突き刺さるからでしょう.

ロードレーサやマウンテンバイクにはヘルメットは似合うけど,競技向けでない自転車には似合わないっていう感覚を持つ人がいるけど,そういう感覚はどこからくるのでしょう? 単に見慣れないだけの問題だったら,ヘルメットが普及してしまったら,そんな似合う/似合わないなんてのは意味なくなっちゃうんでしょうね.

最近,自転車のヘルメットについてあちこちで話題になっているので,書いてみました:

もっと沢山あったと思うんだけど... だれかまとめてくれるとうれしいです.

そうそう,ぼくがまだ 10 代のやんちゃなころに,50 cc の原付自転車で転倒して,救急車に乗った事がありました.怪我は大したこと無かったのですが,転倒後,アスファルトの上に毛が何本もくっついた頭皮の切れ端を見つけたときにはかなりショックでした.はげが残る! ばっちりはげが残りました.ヘルメットはかぶっていたのですが,かぶり方が悪かったんでしょう.事故時にヘルメットは外れちゃったわけです.ちゃんとかぶらないと意味ないですね.ヘルメット.

過去に書いた関連する文書:

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