2014 年 7 月の履歴(もしくは日誌)


2014 年 7 月

7 月 19 日

パノラマ写真を一眼レフで

Nikon 1 と Fujinon の魚眼レンズ の組み合わせの次は RICHO THETA なんかでパノラマ写真を撮ってました.THETA は圧倒的にお手軽でとても良いのですが,やっぱり画質はあまり良く無い.Nikon 1 と魚眼レンズのほうが THETA よりずっと画質は良いけど THETA ほどの手軽さはない.で,画質とか言い始めるとやっぱりデジタル一眼レフカメラで撮りたいわけです.既に持っている Nikon D600 用に魚眼レンズを買わなくちゃって事で選んだのが Tokina AF 10-17mm f/3.5 - 4.5 AT-X 107 AF DX NH FISHEYE.

この AT-X 107 AF DX NH FISHEYE は米国で売られていて 360度×180度のパノラマ写真を撮るためにレンズフードを取り去ったバージョン.もともと AT-X 107 は APS-C サイズのセンサー ( Nikon DX ) 用なんだけど,フードを取り去って 35 mm フルの FX で使うと具合が良いのです.対角魚眼レンズよりも広い範囲が写って撮影が楽だし,Sigma 8mm の円形魚眼よりは完成したパノラマ写真が高解像度になります.数枚を撮影して後から合成して繋ぎ合わせるパノラマ写真特有の話.他の魚眼と比べて安いし通常の AT-X 107 より安い.AF が使えます.ズームで FX ボディでも普通の対角魚眼としても使えます.

なぜ Tokina AT-X 107 AF DX NH FISHEYE がパノラマ写真で優れているか
Why is the shaved Tokina 10-17 mm better than a Sigma 8 mm for full-frame to takes panoramas.
http://www.360pano.de/en/tokina-sigma.html

24 メガピクセルの D600 で撮影した場合,11200 × 5600 ピクセルで 63 メガピクセルくらいのパノラマ写真ができて,JPEG で保存すると 16MB くらいになる様です.Nikon 1 V1 だと得られるパノラマ写真が 5000 × 2500 ピクセルで 12.5 メガピクセルくらいだったので,かなりデータが増えます.

パノラマ写真をぐるぐるまわる形式で表示すると,どうしても一部を拡大しながら閲覧する事になるので,もっと高解像度が欲しいって事になるんですよね.

家の中で試しに撮影してみたら,12 mm の焦点距離で水平方向に回転させながら 3 枚だと,重なりが少なくて厳しい感じ.10 mm なら解像度的に不利になるけど重なり増えるかな.水平方向に回転させながら 4 枚だと十分.レンズの画角が 180 度を超えているみたいで天頂方向も大丈夫でした.

そしてパノラマ撮影用雲台も欲しくて注文しました.360precision の Atome を選んだのですが,これは水平方向に何回撮影するかでいくつかバージョンがあります.最低 3 回,DX で撮影するなら 6 回.ぼくは 3 回でも使いやすそうな 6 回か,もしくは 4 回止まるバージョンのどちらかで悩んでました.それでメーカのオンラインショップのチャットで相談してみる事にしました.D600 で使う場合に 6stops と 4stops のどちらが向いているかって.そうしたら今注文すればサービスで両方送るよって返事が来ました! 6stops と 4stops の変更は部品の交換でできるので,その部品をおまけで付けてくれるという事でしょう.さっそく注文したので届くのが楽しみです.届いたらそれを使って撮影したパノラマ写真を公開したいと思います.

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