履歴もしくは日誌
2004 年 1 月の履歴(もしくは日誌)
2004 年 1 月
1 月 14 日
FOAF:「人」を中心としたメタデータ
FOAF が「自己紹介と知人ネットワーク」とイコールだという認識だと,ちょっと違うような気がします.FOAF では「人」を中心にしてメタデータを記述することができて,それを利用すれば自己紹介とか知人ネットワークなんかをメタデータとして記述できるということかな.
「FOAF イコール 自己紹介」という認識が「自己 つまり 本人」という概念があるはずという発想につながっていると思うんだけど,実ははじめから「本人」という概念が FOAF になかったりして.FOAF の本人とは何かというのは「自己紹介」という概念抜きでは説明できないんぢゃないかな.
STUDIO DDT ONLINE - Diary log - 2004 01から引用:
詰まるところ、FOAF文書はルートノードの直接の子ノードに、たった一つだけfoaf:Person要素があるのが望ましいということか。
引用終わり.
FoaF Explorer に読み込ませるための FOAF を書くのであれば,rdf:RDF の直接の子に foaf:Person 要素がひとつだけあるのが望ましいんだけど,それは FoaF Explorer 限定の話ですね.PLINK - People Link とか foafnaut! は,rdf:RDF の直接の子に foaf:Person 要素がいくつあってもいいみたいです.FoaF Explorer も,どんどん変更が加えられているので,あまり合わせ込んで FOAF を記述するのもどうかと思います.
PLINK とか foafnaut! って,名前とかメールアドレスなどの,人物のプロパティをキーにして,人物を特定してその人物のデータを表示のに対して,FoaF Explorer は,RDF ファイルの URI を指定して,そのデータの内容を表示するのが一番違うところだと思います.
ところで foafnaut! って,foaf:knows だけでなくて,「ある人物とある人物が同じ写真に写っている」っていう関係についても細い線を引いて関係を示す機能があるのですが,皆さんご存知でしたか? FOAF で,自己紹介とか知人紹介を書くばかりでなく,旅行記なんかのメタデータを FOAF を利用して記述すれば,foafnaut や PLINK なんかでもその記述が評価されたりして面白いと思います.
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