2008 年 9 月の履歴(もしくは日誌)


2008 年 9 月

9 月 22 日

9 月の荒川サイクリングを振り返って

9 月 21 日の荒川サイクリング,前日の天気予報を見た範囲では解散時までは雨に降られることも無いかなって思って決行したのですが,コース半ばほどでぽつぽつと雨が来て,後半ではしっかり雨に濡れる事になってしまいました.葛西橋を渡ってコンビニエンスストアに立ち寄った時にはしっかりした降りになってました.参加した皆さんお疲れさまでした.

ぼくは ViewPoint セミリカンベントタンデムで参加しました.他にもタンデム自転車が 2 台.全部で 3 台のタンデム自転車が集まりました.

今月は初参加の人が多くてちゃんとフォローできてなくて申し訳ない.

今回は初参加の人がとても多かったのですが,あいにくの天気で印象悪いかなって心配しました.でも初参加の人は意外と雨でも楽しかったと言ってくれた人が多かったです.今回は初参加の人が 15 人くらいだったでしょうか.集まったのが 30 人くらいでほぼ半数が初参加.初参加でない人には今回 2 回目っていう人もいたでしょうから,コースがちゃんと分かっている人が少数派でした.これまで運営上とても楽をしてきたのはほとんどの参加者がコースが分かっているからであって,半数がコースを知らないとなった時のフォローはやっぱり難しいですね.今回は 2 回目の休憩場所である虹の広場で止まらずに行き過ぎてしまう人が多数いたことと,葛西橋を渡った後で 10 人規模くらいでコースが分からなくなったというのがありました.ぼくが気がついたケースはこの 2 つですが,もっと他にもあったかもしれません.

今回の荒川サイクリングで初参加の人が多かった理由は,ぼくが「趣味人倶楽部」っていう mixi みたいな SNS サービスに入ってそこで「荒川サイクリング」を紹介したためです.その関係の参加者が 10 人くらい.それと関係なく毎月数人は初参加の人がいるので今月は 15 人くらいが初参加となりました.

もともとは BD サイクリングクラブリカンベント サイクリングクラブの定例サイクリングだったので,折り畳み自転車とリカンベントだけでしたが,誰でも参加できると宣伝しているので折り畳み自転車やリカンベントではない自転車も増えてきました.

自転車を買ってサイクリングを始めたものの一人で走ってばかりではつまらないと感じる人は少なくないはずで,その時に初心者でも気楽に参加できる「場」は需要があるはずです.折り畳み自転車やリカンベントのライダーが気楽に参加できる「場」はもともと無かったので「荒川サイクリング」が定例化できて良かったと思うのですが,初心者が気楽に参加できる「場」としての役割も果たそうというのはよくばりかなぁ.折り畳み自転車とリカンベントのライダーだけの集まりとしてはすでにピークを越えていて,このまま何も工夫をしないと参加者が減って行くでしょう.でも折り畳み自転車とリカンベントのライダーが集まるという特色が急激に薄れて行くと,そこに価値を見いだしていた古株は離れて行ってしまうでしょうね.

どうしてもメンバーはだんだん入れ替わって行くものだと思うのです.現に初期とはずいぶん集まるメンバーは変わっていると感じます.今は慣れている人に頼った運営ですが,今後もリーダ的な行動がとれる人が育たないとまわらなくなる時が来るでしょう.

てなわけで,
折り畳み自転車とリカンベントに特化したコミュニティの定例サイクリングとしての価値を保ちつつ,
それ以外の初心者の参加も受け入れつつ,
常連メンバーの慣れだけに頼らない運営方法を再構築しつつ,
新しいリーダになる人を育てつつ,
定例会としての「荒川サイクリング」が続いて行くように考えなければ.

ぼく個人が大した事ができる訳ぢゃないけど,沢山人が集まっているんだからきっとなんとかなるよね.
皆さんよろしくお願いします.

荒川サイクリング」は,カネギ・ルースさん(現在 Bike Friday)の企画立案で 2001 年 7 月 29 日に荒川河川敷で開催されたサイクリングを基に,同じコースで 2001 年 9 月 15 日(第三土曜日)から毎月の定例会として運営することになり,2001 年 10 月 21 日から原則として毎月第三日曜日という形で定着しました.雨だと中止ですが 2001 年から毎月続いています.

今回の「荒川サイクリング」について書いてあるものを拾ってみました.

「ロイ常一郎の怠惰な考察 [自転車] 雨の荒川」とそのコメント欄で問題の指摘があり,「八ミツれもん:三鷹自転車区: 皆で走ることの意義って何?を真面目に考えてみた」で,それを受けての考察があります.

問題はたぶん 3 つあって,一つは別コミュニティのグループが入って来た場合の不調和.そして折り畳み自転車やリカンベントの愛好家以外が加わる事によって,以前の雰囲気と違ってくるという事.

別コミュニティのグループが入って来た場合は,荒川サイクリング全体の中に小グループができたような状況になって,そういった状況が問題になる場合もあるんですよね.今回みたいに予め分かっているなら手を打つべきでした.今から思えばぼくがその小グループについて先導すれば良かったのかも.

もう一つの雰囲気の問題ですが,やっぱり BD サイクリングクラブとリカンベントサイクリングクラブのメーリングリストが低調になって来た今となっては,だんだんそういう雰囲気が薄くなって行くのは当然かも.メーリングリストでサイクリングの企画がいろんな人から沢山出ていたり,自転車についての質問が飛び交っていたのが全盛期ですね.とは言っても折り畳み自転車のコミュニティとかリカンベントのコミュニティで現在ある程度の規模でうまくまわっているところって他にあるのかなぁ.

メーリングリストが流行らなくなるのは,ここだけの傾向ぢゃないと思っています.およそメーリングリストなどのパブリックな場よりも,Weblog (ブログ) などの個人の場のほうがより気楽に書けるので,そちらに分散しているのかと思います.

メーリングリストに話題が多かった場合は,皆がメーリングリストのメンバーっていう気持ちがはっきりあったけど,今のようにメーリングリストでの話題が少なくなると,そういう共有意識も薄くなるしね.こっちもどうすれば良いのかわかりません.

三つ目の問題はコースが良くわかっていない人の割合が増えた場合にどうやって円滑に進行するかです.これは虹の広場で休憩する時に誰かが虹の広場の入り口に立って誘導するのと,葛西橋を渡る前の誘導,葛西橋を渡ったとのコンビニエンスストアまでの誘導と,その 3 つのポイントだけ押さえれば大丈夫なのではないでしょうか.誘導する人が明確に分かるように赤いベストでも着てもらうとかかなぁ.以前正月に開催されていた東京ポタの為に購入した赤いベストがぼくの手元に保管されていて 10 枚くらいはあったと思います.それを活用するのも良いのかも.

ぼくは「荒川サイクリング」が毎月人が集まってまわっている間は確かにその存在価値があり,「荒川サイクリング」が存続している限りはその母体である BD サイクリングクラブと リカンベントサイクリングクラブのメーリングリストにも存在価値があると思っています.

意見も提案も大歓迎.

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