2009 年 5 月の履歴(もしくは日誌)


2009 年 5 月

5 月 1 日

日本の転落とロボット

日本はもう立ち直れないと思う」と言われてもぼけぼけと暮らしているぼくにはあまり良くわからなかったんですが,少子高齢化問題から人口学的にもうダメだって言われると,なるほどもうダメって思います.

労働人口が減って高齢者が増える.社会を支える働き手が足りなくなる訳です.ぼくは今 40 歳直前ですが,きっと定年は 75 歳とかになっちゃうのでしょうね.そのときまでちゃんと働けるならそれはそれで良いですが.

ぼくは将来は人工知能と組で働く事になるだろうと思っています.人工知能というか,意識を持った機械.心を持った機械.簡単にいうと鉄腕アトムみたいなの.

今の仕事はコンピュータの前に座っている時間が長いのですが,まずはそういう仕事から「意識を持った機械」と組んで仕事をするようになるのかなって思います.それはそんなに遠い未来でなくて,ぼくが会社勤めをしているあいだかなと.

ロボット曰く
「おのさん,予定にかなり遅れています.Web ブラウズはそのくらいにしてそろそろ作業を再開しませんか?」

なんてことを機械に言われて仕事するのはちょっと窮屈かも.

次に意識のある機械は人間型のロボットとして働くようになるんだろうけど,そうすると大部分の人間は働かなくても良くなるんぢゃないかと思うのです.

以前はロボットの労働力によって人間が働かなくてよくなった時に人間はどうなるのかって点が不思議でした.でも少子高齢化で働ける人が少なくなり働けない人が増えるので,働ける人が働くだけでは結局は労働人口が足りなりそうです.「人間は働かなくても良くなった時にどのように生きるのか」って問題は,少子高齢化問題と比べると小さい問題かな.

「少子高齢化」と「ロボット」で Web を検索してみると,すでにいろいろな意見が出ているしまじめに検討されているみたいですね.でも多くはロボットを利用することで高効率化を行ってなんとかするって話題です.

でもぼくが思い描くのは労働人口の不足をロボット利用によって高効率化して解決っていうイメージではなくて,意識を持ったロボットの登場で労働人口が増えるっていうイメージです.多分「意識を持った機械」,マンガの鉄腕アトムみたいなのってあまりまじめに考えられていないんだろうけど 30 年くらいの間に実現できるんぢゃないでしょうか(と根拠もなく無責任に考えてます).そして意識を持ったロボットを人口として数えるって事はつまり彼らにも人権をって事かな.

まぁ人権をとまで行かなくても,働く現場では人間とほぼ対等な「意識を持った機械」と一緒に働くことになるんだろうな.そうならないなら,やっぱり将来は暗いのか.

ぼくはロボットの心も簡単に作れるという前野隆司氏の受動意識仮説に期待してます.

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