図書館で借りて読んで読み終わりました.すごく面白い本でしたよ.飲料にしろ加工食品にしろ,それらは糖,脂肪,塩の配合量と効果について,とても研究されているということがわかりました.安価で便利で美味しい食品には糖,脂肪,塩ってとっても重要.そしてつい食べ過ぎちゃうように作られているようです.
で食べすぎれば太るわけで,それが行き着くところは深刻な肥満問題.食品会社も存続のためには利益を追求するのはもちろんだけど,肥満問題の諸悪の根源と消費者に認識される事態は避けたいので対策が必要になる.でもやっぱり利益が優先.
本を読み終わっての感想は,確かに業界として自主規制なども必要なんだろうと思う.
でも結局は何をどれだけ食べるのかってことについて,個人の自由の範囲が広いのであれば,自制しないとどうにもならない.
話を元にもどすと,米炭酸飲料メーカーがカロリー20%削減するってのは良いことだと思うけど,問題は甘い飲料を日常的に飲むという習慣が問題で,炭酸飲料のカロリーが20%減るってことは個人の健康にそれほど寄与しなくて,その人が甘い飲料を飲み過ぎないようにしなくちゃどうにもならないのではないかと思う.
ただ確かに「個々が自制して何をどれくらい口にするか考えれば良いでしょ」って言い方はなかったなと.今の時点でもう一度言葉にすれば「加工食品メーカとか炭酸飲料メーカの自主規制に期待するよりも,まずは個々が自制するしかないよね.」となるかな.
よくよく考えてみても,何をどれだけ食べるかって問題はなかなか難しい.