サイクルコンピュータ,それはつまりは自転車用の速度計,距離計の事です.平均速度や足の回転数(ケイデンス)を表示するような物もあります.
ホイールの小さい自転車,つまりミニベロでは,ワイヤレスタイプのサイクルコンピュータを付けるときにハンドルポストにステーを取りつけるというのは,結構普通に行われているようです.なぜにサイクルコンピュータの表示を取りつけるのに,このような工作がされるかというと,一般的なワイヤレス方式のサイクルコンピュータでは,前輪のハブの近くに取りつけたセンサー部から表示部まで電波が届くように距離を短くしなければならないからです.ワイヤレス方式では,他の自転車と混信を避けるために,通常の自転車に取りつけたときに,ぎりぎり電波が届くようになっています.車輪の小さい自転車では,普通の 26 インチ前後の車輪よりも軸が地面に近いのに対して,ハンドルの高さは普通の自転車とあまり変わりません.つまり車輪の軸の付近に取りつけるセンサー部とハンドルの距離が遠くなtってしまうわけです.この為にワイヤレス方式では表示部の取りつけ位置を工夫しなければなりません.
ぼくはこのステーをハンドルポストに取りつけてありますが,ここにはサイクルコンピュータの表示部を取りつけずにライトを取りつけています.ライトはライトでフロントバックとの干渉を避けるためにその付近に着けたかったというのもあります.そして,ハンドル手前に JackWolfskin の HEADSET BAG というのを取りつけています.今はミズタニ自転車から同じようにハンドルの手前に取りつける小さなのがでていますが,それよりも大型です.この HEADSET BAG が邪魔で,仮にライトを付けているステーの部分にサイクルコンピュータの表示部を付けてもまったく見えないのです.ですから,どうしても表示部はハンドルバーに直接取りつけたいところです.
ワイヤレスモデルでも電波が強く,BD-1 でハンドルバーに表示部を取りつけられるような物もあるそうなのですが,今回は最も安価な CAT EYE VELO1 CC-VL100 というコード式の物を使うことにしました.速度,積算距離,最高速度,距離が切り替え式で表示できる簡単な物です.そのままでは,前輪のハブの近くに取りつけるセンサーからハンドルバーまでコードが届かないので,付属のコードを途中で切って延長することにしました.
サイクルコンピュータはサイクルサービスおおやまで購入し,センサー部の取り付け位置を相談し,とりあえず動くようにセンサー部を取りつけてもらいました.
しばらく仮付けのまま表示部をフレームにくくりつけて使っていたのですが,1999 年 3 月 13 日に,すすむくんの所に遊びにいって,細かい物の買い物に付き合ってもらった後でコードの延長を行いました.
切ったコードは半田付けして,熱収縮チューブをかぶせました.それをスパイラルコードでブレーキワイヤーと一緒に束ねています.サイクルコンピュータのコードは非常卯に細かったので,フロントフォークの折り畳みのためのヒンジ部分が不安です.そこで,電気パーツ店でてきとうなビニールチューブφ 2 mm を買ってきて,ヒンジ付近だけコードをそのチューブに通すことにしました.
こうして無事にサイクルコンピュータの取り付けはおわりました.表示もばっちり見やすくなって大変満足しています.
[ 上に戻る ]
| BD-1 シリーズのおともだち |