ぼくにとって Tandem Two'sDay は,2 台目のタンデム自転車です.1 台目のViewPoint セミリカンベントタンデムもすばらしいタンデム自転車ですが,それとはまた違ったタンデム自転車として Tandem Two'sDay を購入しました.
良くある質問は,ストーカが後ろにのる普通のタンデム自転車では,ストーカは前が見えなくてつまらないのではないか,怖いのではないかという質問です.ストーカが運転をキャプテンに任せてしまっていれば,実は前を見る必要は特にありません.前が見えなくても怖くはないようです.また,運転から開放されると左右を見回すことができて,走行中にいろんなものを発見できます.市街地を走っていても周りのお店等をよく見る事ができますし,景色の良い郊外を走っても,川面や山並みなどを本当に良く見る事ができるのは後ろのストーカです.前に乗るキャプテンは運転をする負担があるので,実際にはストーカほどには景色をじっくりと見る事はできません.電車などの乗り物でも,景色を見るなら進行方向よりは左右の窓ですよね.
Tandem Two'sDay は 2003 年ごろにモデルチェンジがあり,シートマストがテレスコピックになりました.つまり筒が伸び縮みするタイプになりました.従来のモデルは,Pocket Rocket のようりシートマストが折り畳みでした.
折り畳みはとても簡単です.BD-1 や Bike Friday Pocket Rocket の後輪側の折り畳みと同じように Two'sDay の後ろ側も折り畳まれます.さらに前側も後ろ側と同じように折り畳まれます.フレームの 2 カ所に折り畳みの為の旋回軸があり 3 つ折りになります.いろいろ試しましたが,キャプテンとストーカの 2 本のシートポストを抜いて,フレームの真ん中が天地逆さになるように畳むのが,良さそうだと思っています.
BD-1 と比べて,折り畳んだ状態で 1 まわり大きく見えますが,畳んだ状態の厚みでは大差ありません.BD-1 を一台置くだけのスペースがあるのであれば Tandem Two'sDay をそこに置く事は難しくなさそうです.
さすがに Brompton と比べると Tandem Two'sDay は大きいですね.
Bike Friday の折り畳み自転車は,飛行機で移動するときに追加料金が取られないように,スーツケースの中に納められるようになっています.
タンデムは通常 2 つのケースが必要になりますが,Tandem Two'sDay Touring は 1 つのケースに納めることができます.もっとも,ケースを牽引するためのトレーラまでは入りません.その場合はケースが 2 つ必要になります.
ぼくの Tandem Two'sDay は TiLite バージョンで,フレームの一部をチタンチューブにして軽量化をおこなっています.おかけで輪行等はとても楽ですが,かなり費用がかかりました.通常の Tandem Two'sDay は 35 万円くらいです.