2003 年 11 月の履歴(もしくは日誌)


2003 年 11 月

11 月 24 日 画像メタデータ

RDF による画像メタデータ

RDF による画像メタデータを作成する事を考えています.とりあえず,画像アルバムのページを作って,それの画像ファイルのメタデータなんかを試しに作ったりしてきました.今回は,また違ったやりかたを試してみました.

画像アルバムのページのメタデータを RDF で書く場合,RSS 1.0 を使うと良いです.
その時に item が指すのが,画像ファイルそのものにするか,画像ファイルを表示する Web ページにするかが悩むところ.
RSS リーダなどでそのまま使うには,rss:link 要素は Web ページを指していたほうが便利でしょう. でも画像ファイルのメタデータを記述するなら rss:item 要素の rdf:about 属性の値は画像ファイルの URI のほうが良さそうです.

神崎さんのページでも,RSS の記述で 2 通りの例を示しています.

通常 RSS 1.0 では rss:item 要素の rdf:about 属性の値と rss:link 要素は同じ URI を指しますが,これをあえて違う URI を指すことにして,rss:item 要素の rdf:about 属性の値は,画像ファイルのメタデータを簡潔に表現できるように画像ファイルの URI にし,rss:link 要素は,RSS リーダで使いやすいように画像を表示する Web ページの URI にしてみたらどうでしょう.
これについて,神崎さんから,rss:link 要素の中身はリテラルなので,RDF としては意味が無いから,foaf:page などで Web ページの URI を指すと良いとアドバイスをいただきました.ありがとうございました.

で,試しに以下の RSS と Web ページを作りました:

Web ページ
http://onohiroki.cycling.jp/PhotoAlbum/2003-08-31_CrusoePetite/
RSS 1.0
http://onohiroki.cycling.jp/PhotoAlbum/2003-08-31_CrusoePetite/rss.rdf

この RSS 1.0 をいくつかの RDF をレンダリングするプログラムに読み込ませてみます:

それぞれでうまく機能している事が確認できました.このような記述の仕方をすると画像ファイルのメタデータを記述するのに簡潔で,しかも RSS リーダなどで読み込んだときも使いやすいと思います.
でも後になって考えてみると,メタデータの記述が複雑であっても,プログラムが自動生成してプログラムが解釈するのであれば,なにも問題ないのではないかと...

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