2005 年 4 月の履歴(もしくは日誌)


2005 年 4 月

4 月 30 日

裏と表,部分と全体

ネットにネットならではの文化があるというのを認めるという事と,ネットと現実世界がまったくの別と分ける事は,それぞれ別の話.どうしてネットと現実世界という形で相反するもの対立するものとして分けるのだろうという疑問があるのです.
そしてなんでそんな事を話題にしているかというのはネットの一部の文化をそれがネット全体の文化だとしてしまうところへの違和感かな.

ネット社会と現実社会 : highbiscus -北国tv 」に,ぼくの記事についての記述があります.
highbiscus さんが語っている「ネット界」とか「ネット的なもの」とか「ネット文化」ってのは,実はhighbiscus さんが知っていたり属していたりする一部の文化の話ですよね.そしてそれがどこでも通用するものではないわけです.highbiscus さんがおっしゃっているように,それは現実社会とは異なるもので現実社会では通用しないと.そしてぼくが指摘するのは,さらにそれはネットの一部であってネット全部でもないと言う事.

highbiscus さんは,ぼくの言う事に関してそれはおのひろきが属する文化ではそうであってもで,それは一部であって全部でないとおっしゃっているのではないですか?
同じことの裏と表ではありませんか.

それが一部であって全部でないという話では,どちらも同じことになってしまいます.
ネットが結局は現実世界の一部であるとすれば,現実の一部がネットで,その一部が highbiscus さんが守っている文化となるでしょうね.
でも highbiscus さんの認識ではネットは現実の一部というよりは全く別ものでで,highbiscus さんの言うネットがネット全体であり,ネットそのものだってなっているのではないでしょうか.

ネットにはその特性によって,特有の文化ができているとすることに異存はないです.でもそれは単一の文化ぢゃないですよね,いろいろな文化があって当然で.

一部を引用:

でも、前の俺がいちゃもん付けたのと合わせて、これ読んで俺が感じたのは、ネットは現実社会の一部であって「ネット的なもの」を現実世界の流儀と別個のものとする考え方に反感を持ってるという意味に読めました。

引用終わり.

以前はなんとなく漠然としていたんですが,これを読んで少しはっきりした事は,ぼくがもっている「反感」が一部のネットの文化をそれがネット全体の文化だとされてしまうところだということです.

highbiscus さんの持っている反感は,ネットはこうだって信じているものがあって,それが違うのではないかという指摘さえることが,信じているものを全否定されて異質なものへの同化を強要されていると感じていて,それへの反感でしょう.ではネットはこうだって信じているものが,それは一部であって全部ではないと指摘された場合はどうでしょうか?

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4 月 28 日

ネットは特別なのか

ぼくにとってネットはなにか特別なものではありません.ネットと現実と分けて物事を語る人もいますが,ネットと現実が対立する別の世界なわけでなく,やはり現実世界の中にネットがあるだけのことです.そしてネットではネット特有の文化やルールがあるものの,それが現実世界から大きく乖離しているという訳でもないと思います.現実世界が単一の文化でないのと同様にネットの中もまた単一の文化ではなく,さまざまな文化があるわけです.

ぼくはネットは現実世界から連続したものとして捉えています.現実世界の公の場で発言できないようなことはネットでも発言できません.それは匿名でも伏せ字を使っても同じ事です.私的なやりとりだけで話すような事柄は,やはりネットでも私的なやりとりでしかしません.Web ページは公の場で,知人とやり取りするメールやインスタントメッセージは私的なものでしょう.もちろん公の場である Web ページで私的な事を語っても特に問題だというわけではありませんが.

よくネットは自由だという話を聞きますが,実際に何が自由なのでしょうか.ぼくは普段の生活で,言論の制限を感じて暮らしているわけでもないですし,日々監視の下に置かれているとう感覚もありません.ネットではできるけど現実世界では出来ないことってどれくらいあるでしょう.もちろんネットでは現実世界よりも簡単にできることがあるのは確かです.いろいろ書いた事を沢山の人に呼んでもらう事,これはぼくの場合なら Web サイトをやっていなかったらもっともっと小さな規模になったでしょう.またぼくはメーリングリストを運営して,そこに集まった自転車仲間とサイクリングをして楽しんでいますが,やはり Internet を利用しなかったらぼくがサイクリングクラブの運営をするなんて事は無かったと思います.でもできるできないでいったら,ネットぢゃなくちゃ不可能ってことがどれだけあるでしょう.

ネット以外では,徒歩の速度だったコミュニケーションが,Internet で自転車くらいの速度と効率に近づいたって程度では?

Internet が普及してきて,従来は特に興味があるから使っていた人達のものが,そうではなくなってきていると思います.使い始めて感化されて「ネットは自由だ!」ってんで開放感を味わってしまうような人もいる一方で,なんとなく使い始めてある Interent 上でのコミュニティに参加して,そこの文化の現実世界との文化の違いから強い違和感を感じとても不安になってしまう人もいるようです.それはそこの文化がちょっと(その人にとって)変なだけで,もっと普通の人(とその人にとって感じられる人)が沢山いるのです.ただそこでは発言しないで目立たな無いのかもしれないし,もっと別の場所にいるのかもしれませんが.

多くの人にとっては,ネットで知り合った人との人間関係は,ネット以外での人間関係と完全に分離した異質なものになっているのかもしれません.現実世界ではうまくやっているのにネットでの人間関係の難しく感じる理由をネットは別の世界だからする人,ネットではうまくやっているのに現実世界での人間関係の難しく感じる理由をネットは別の世界だからする人,そんな人が多いのかしらん.そういう心理が現実世界とネットを分離したがっているのでしょうか.

なんにしても,ネットは単に現実世界の切り口のひとつだったり,手段のひとつだったりするだけでしょう.

どうして人はネットと現実とを異なる世界と分けて物事を語るのでしょう?

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4 月 27 日

東京・南会津サイクルトレイン,参加者募集中

5 月 14, 15 日の第6回東京・南会津サイクルトレインは,まだ募集定員に達していなくて今からでも申し込めるようです.コースは A から E の 5 コースが設定されていましたが,B コースが大雪の影響で中止になり,その代わりに人気のあった D コースの定員を増やして D コースを第 1 グループと第 2 グループに分けたそうです.

すでに D コースの第 1 グループは締め切りましたが,第 2 グループはまだ申し込めます.他のコースもまだ募集しています.とても良いイベントなので,ぜひ参加してみてください.

朝 7:00 に東京の浅草駅,もしくは 7:30 に北千住駅に集合になります.そこまで輪行か自走でくる事ができる範囲に住んでいれば,だれでも気楽に参加できると思います.

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4 月 26 日

タンデム自転車についてよくある質問と Tandem Two'sDay と ViewPoint の比較

タンデム自転車についてよくある質問をまとめてみます.

ストーカってなに?

ハンドル操作はせずに,ペダルを踏む人をストーカ(stoker)といいます.stoker は辞書で引くと火夫,つまり蒸気機関なんかで燃料をくべる人.ペダルを踏んで推進力を提供することが,蒸気機関に燃料をくべる火夫の仕事とかさなるのでしょうか.しつこくつきまとって迷惑や危害を与える者,〜行為のストーカー (Stalker)とは違います.別の言葉です.ハンドル操作をするほうは,キャプテンまたはパイロットと言います.最後の長音記号がつくかつかないかは,しつこくつきまとって迷惑や危害を与える者のストーカーはすでに一般に広く普及している表記を採用し,タンデムに乗る人をストーカと表記するのは,技術分野の用語では 3 音節以上の場合は最後の長音を省略する慣習があって,ぼくがここではその慣習に沿っているからです.ですから長音記号の有る無しが意味の違いに繋がる訳ではありません.

Tandem って?

Tandem は,もともと馬車での馬の配置を示す用語です.2 頭の馬で馬車を引く時に,馬が左右に並ぶのではなく前後に並んで馬車を引く状態を Tandem といいました.タンデム自転車は人間が前後に並んでペダリングするので,その様子を馬が前後に並んで馬車を引く様子になぞって,Tandem と呼ぶようになったのだと思います.2 人のりのカヤックなどでも Tandem っていいますね.

日本ではタンデムと言ったら,自動二輪車に 2 人で乗る事を指すのが一般的なようですが,これはタンデム自転車からきているのでしょう.発動機の構造や配置についてタンデムという用語を使うのは,もともとの Tandem の意味から来ているように思えます.自動二輪車に置いて,運転者とは別に運転に関わらないで乗る人のことをパッセンジャーと言いますが,passenger って英語では自動二輪車に限らず,バスや電車でもそういいます.自動二輪車のパッセンジャーは運転に関わらないのですが,タンデム自転車のストーカはペダリングと言う運転に関して重要な役割分担があるところが異なります.

ストーカは前が見えない?

ViewPoint のストーカは前側に乗車するので前がよく見えます.リカンベントスタイルでハンドルはないので,これ以上に視界の広い乗り物って他に無いだろうと思います.

Tandem Two'sDay などの一般的なタンデムの場合は,ハンドル操作をするキャプテンが前側で,ハンドル操作はしないでペダリングだけするストーカは,後ろ側に乗車します.一般的に体格が大きい方がキャプテンになったほうが良いとされていて,そのような場合が実際に多いみたいです.すると後ろに座ったら前がよく見えないのではないかと心配になりますよね.

当然正面はキャプテンが邪魔になってしまって視界を遮ります.しかし正面を見たいと言うのは自転車の走行ラインが気になるからなのであって,自転車の走行をキャプテンに任せてしまえば,真正面が見えないことはあまりストレスにならないはずです.真正面以外はよく見えますし,ハンドル操作をする必要がないので,周囲を良く見る事ができるようです.つまり街中を走って面白そうなお店を見つけたり,大自然の中を走ってすばらしい景色を楽しめるのは,どんなときでもキャプテンよりはストーカだと思います.

ストーカは休めないの? ペダリングはどうなるの?

ViewPoint は,独立非同期のペダリングシステムなので,ストーカ側は足を止めて休む事もできますし,キャプテンと異なる回転数に調整することもできます.これはちょっと珍しい機構です.

単純に片側が足を止めて休む事ができるようにする機構はパーツとして入手可能で大抵のタンデムにとりつけられるようです.

それがついていない場合は,前の人と後ろの人が同じ回転数でペダリングすることになります.どちらかが足を止めたくなったら,同時に 2 人が足を止めなければなりません.同じ回転数でペダリングしても,ペダルを踏む力は同じではありません.ですから体力が異なる 2 人が乗れば,それぞれなりに仕事量が分配されることになります.

運転は難しいの?

ViewPoint ではハンドルバーの位置と前輪の位置がずれていて,前輪がかなり前側にあります.それゆえに初めて運転してみたらちょっと違和感があると思います.ストーカはリカンベントの乗車姿勢なので,背もたれ付きのシートに座ります.その状態ではストーカは足が地面につきません.発進ではまずストーカが完全に足をペダルに置いた状態からになります.発進する直前まではキャプテンが両足をついて自転車を支えています.ここから車体を左右に傾ける事無く漕ぎだすことができれば,簡単に運転できます.あまり力の無い人で自転車の発進の時に車体を左右どちらかに傾けて漕ぎだす癖のある人には発進できないことがあります.傾けたらストーカの体重を支えきれなくなってしまうようです.

ストーカについては何も注意する点は無く,なんの技術も必要ありません.まったくお気楽です.

タンデム自転車としては比較的ホイールベースが短いこと.ストーカよりもキャプテンのほうが重心が上になるので,ストーカの重心移動をキャプテンが押さえ込みやすい事.そもそもストーカがあまり動けないような姿勢である事.通常の 1 人乗り自転車と比べて長い部分は前の部分で運転者から良く見えている事.これらの要因から実は運転しやすいタンデム自転車です.

Tandem Two'sDay ではホイールベースが長いので,低速での小回りの時に違和感を感じると思います.歩くような速度で感じた違和感も,ちょっと速度が出てくるとほとんど違和感を感じないはずです.構造的にはキャプテンとストーカの重心の高さほぼ違いがなくて,小柄な人のほうがサドルが低い分だけ重心が低くなる程度です.ですから大柄な人がストーカになった場合は,ストーカがあばれるとキャプテンが押さえ込むのが難しく,運転に大きな影響を受けます.下手が 2 人でタンデム自転車に挑むと両者ともかなり怖い思いをして自転車はまっすぐすすみません.ストーカ側のハンドルバーは,操舵のために切る事ができないのですが,一部の人は力いっぱい固定されたハンドルを切ろうとします.そうして暴れるストーカと同乗するのは,慣れているキャプテンにとってもとても運転しにくいものです.

つまりキャプテン側はもちろんストーカ側にも慣れが必要で,一部の人にはストーカとして乗る場合も練習が必要かもしれません.

タンデム自転車については Tomo さんと Kaz さんのページに良くまとまっています:

ブレーキの話題は特に興味深いです.制動力については V ブレーキで不安ありませんが,やはりリムが熱くなることについてはちょっと心配ですし,雨天時のシューの消耗の激しさも不満です.ViewPoint も Tandem Two'sDay もワイヤー引きのディスクブレーキですが,使いやすくて良いと思っています.いずれにしても構造と特性を良く知った上で使う事が大事です.ViewPoint はシマノのマウンテンバイク用で,Tandem Two'sDay は,Avid のロードレーサ用のブレーキレバーに対応したものを使っています.

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東京アースデー自転車ライドでタンデム自転車

4 月 23 日に東京アースデー自転車ライドがあり参加しました.神宮外苑で集合し,パレスサイクリングで解散なのでたった 4 km ほどのとても短いコースでした.でも沢山の参加者があって,イベントらしい盛り上がりがありました.ぼくは Tandem Two's Day で,パラリンピックの タンデム競技に出場した大城さんと一緒に走りました.

パラリンピックでタンデム競技をしている葭原さん以前 ViewPoint セミリカンベントタンデム に乗った事があるのですが,その葭原さんも東京アースデー自転車ライドに参加されるということで,事前に連絡をいただいて,大城さんを紹介していただいたのでした.

当日はその松さんと Tandem Two'Day で武蔵小杉を出発.途中でタイミングチェーンが外れてしまうというトラブルが発生したものの,1 時間 15 分くらいで神宮外苑に到着.良いペースで走ることができました.一緒に乗ったその松さんからも Tandem Two'sDay について良い評価を貰いました.

ViewPoint では,ハンドル操作をしないでペダルを漕ぐだけのストーカは,足を止めて休むこともできるし,回転数も好みの回転数に調整できる独立のペダリング機構があります,それに対して Tandem Two'sDay だとハンドル操作をするキャプテンとストーカは,完全に同期してペダリングするようになってます.その松さんは Tandem Two'sDay だと ViewPoint よりも大変なのではないかと心配していたようです.でも実際はやはり 2 人でペダリングするので,それぞれにそれなりに仕事量が配分されることになります.体験してみたら想像していたのと違って楽だった事と,ペダリングに対して自転車が進む感覚がより得られる事,坂も良く登る事,タンデム自転車に乗っている一体感なども ViewPoint タンデムに対して Tandem Two'sDay の良いところとしてあがりました.

まぁ,両者ともに勝手に足を止められないことなどに不慣れでした.特に減速して停止したり,また発進したりはぎこちなく,まだまだ練習が必要な感じでした.ViewPoint ではいつでもストーカは足を止めてしまって全く問題がないのですが,Tandem Two'sDay では片方が勝手に足を止めるともう片方の足も止まる事になります.減速中に次の発進のために軽いギアにあらかじめ変速しておくには,ブレーキをかけ始めて減速している最中でも完全に足を止めてしまう訳には行かないのです.そういう点では,停車中に変速できる内装ハブギアを利用するとより扱いやすいのかも.

集合場所から,今度は一人でお茶の水まで大城さんを迎えに行きました.お茶の水駅前で Tandem Two'sDay のサドルやハンドル位置を調整し,ペダルを交換しました.そこから二人で再び神宮外苑へ.やっぱり初めての二人だと,漕ぎだしとかが多少ぎくしゃくです.

集合場所でラバネロのタンデムに乗る葭原さんと大木さんとも合流し,出発を待ちました.出発時は,葭原さんと大木さんのタンデムの近くにいたのですが,走り始めたらなかなか一緒には走れませんでしたが,ゴール付近のパレスサイクリングで追いついて,並んで走ったりしました.

解散後はまた神宮外苑へタンデムで一緒に走りました.近くの駐車場で葭原さんと大木さん,大城さんとお別れしました.

そして,またその松さんと一緒に Tandem Two'sDay で武蔵小杉まで走りました.

17 日の荒川サイクリングに続いて,1 日 Tandem Two'sDay に乗る事ができました.

結論として,Tandem Two'sDay には大満足です.

とりあえず今はワンルームマンションの玄関付近に Tandem Two'sDay を折り畳んでおいてあります.

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タンデム自転車を輪行するぞ! Tandem Two's Day

ぼくの ViewPoint セミリカンベントタンデム はとてもすばらしいタンデム自転車です.でも輪行がちょっと大変です.もっとも比較対象が折り畳み自転車なのですが.手間はともかく重量や大きさも,タンデムであるからして 1 人乗り用の自転車よりは不利です.だから,もっと輪行しやすいタンデム自転車として Bike Friday Tandem Two'sDay TiLite Sport Touring を入手しました.

Bike Friday の Web サイトでもモデル名詳細にはかなりのゆれがあります.TiLite Two'sDay とは言うけど,TiLite Tandem Two'sDay とは言わないようで,Tandem Two'sDay の TiLite Sport Touring バージョンという言い方はしているようです.そんなこんなで,ぼくの Two'sDay は Bike Friday Tandem Two'sDay TiLite Sport Touring というモデル名という事で勝手に決めておきます.車体も長けりゃ名前も長いということで.

Tandem Two's Day は,Bike Friday の折り畳み式のタンデム自転車です.Bike Friday には,大きく分けて分割式の Traveler 系,TwinAir 系,そして折り畳みの Two'sDay があります.ぼくはいろいろ考えましたが,やっぱり折り畳みが好きなので折り畳みの Two'sDay にしました.

ぼくの今回の目的は既に持っている ViewPoint Tandem と別の性格を持ったタンデム自転車に仕上げる事です.

  • 簡単に輪行できるように折り畳み機構
  • 簡単に輪行できるようにチタニウムを多用した TiLite バージョンのフレームによる軽量化
  • 簡単に輪行できるように,DuraAce や XTR などの高級パーツを利用した軽量化
  • よりスポーツ指向を求めてドロップハンドル仕様
  • よりスポーツ指向を求めてキャプテンとストーカが同期するペダリング機構

でも ViewPoint と共通の部分もあります:

  • 天候に左右されずに十分な制動力が得られ,制動時に発生する熱によってリムやタイヤが熱せられないディスクブレーキ仕様
  • 飛行機での移動が可能なように,分解して 1 つのケースに収納できる分割フレーム
  • 荷物を積載してサイクリングできるようにキャリアを装備

ViewPoint 側の利点は以下のとおり:

  • よりリラックスした姿勢で乗れること
  • ストーカ側の体重制限が緩い
  • ストーカは,足を止めることもでき,キャプテンとは独立して好みの回転数でペダリングできる,独立非同期のペダリングシステム
  • ストーカとキャプテンの頭の位置が近い事による会話のしやすさ
  • ストーカ側の視界の良さ

まだ 4 月 16 日に高崎市のサイクルテック IKD から引き取ってきて,4 月 17 日に @nak(た)さんと荒川サイクリングに参加してサイクリングロードを走り,4 月 24 日の東京アースデー自転車ライドに参加しただけです.高崎から持ち帰る時はケースに入れてしまったので,まだ輪行袋による輪行も経験していません.

乗った印象では狙い通り軽くて良く走る自転車に仕上がったと思いました.ViewPoint に一人で乗っているとやたらに重い自転車ですが,Two'sDay は 1 人で乗っていても良く走ります.1 人で乗った時も,ぼくはさほどの違和感を感じないですし.2 人で乗ればスピードも出るし坂も登るし,すっごく楽しい.

重さは ViewPoint と比べたらとても軽くなりました.Sat R Day Recumbent や Brompton T5 よりも軽いかな.でも TiLite XL Traveler の驚くような軽さではありませんでした.やはり折り畳み機構付きではこの程度かと.ぼくが重さに鈍感なのでこの軽さがどれくらいのものなのかよく分かりませんが.

折り畳み機構がありますが,折り畳んでもはじめに想像していたときより大きく感じました.オレゴンで試したときには小径折り畳み自転車専用の輪行袋にも入るのではないかと思ったのですが,今,改めて実車を見ると,大きめのマウンテンバイク用の輪行袋でやっとかも.分割もできるので分割してしまえば小径折り畳み自転車専用の輪行袋にも入るかもしれないけど.ちょっと移動する時や収納の時,自動車などに積む時は簡単に折り畳んで,新幹線などでの移動では分割してしまってコンパクトに,飛行機での移動では分解してケースに入れてと,状況に応じてやり方を変えるのがよさそうです.そういう意味では折り畳みの Tandem Two'sDay でなくても Traveler 系の分割式フレームでも輪行サイクリングは気軽に楽しめるのかもしれません.早く TiLite XL Traveler と比較をしてみたいです.

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4 月 22 日

チタニウムで軽量化した Brompton のニューモデル

英国の The Folding Society のニュースで,Brompton のニューモデルの話が取りあげられていますね.新しい「S」ってのが出るそうな.Brompton T5 とか L3 とかに S シリーズが追加ということでしょう.

メインフレームは従来のようにスチールですが,リア三角とフロントフォーク,そしてシートポストにチタンが用いいられるそうです.それで約 2 Kg ほどの軽量化が達成できるそうです.Brompton 社はアルミニウムは嫌いだって公言していたと聞いたんだけど,チタニウムは好きなのでしょうか.チタンは溶接が難しいらしいですが,技術的に克服したのかなぁ.Bike Friday ではチタンは用いても溶接は避けてますものね.

他に現行の 6 スピードもでるから内装ハブを省略した 2 スピードモデルも出るそうです.2 枚のスプロケットがあって,Brompton T6 で採用されている外装変速機構を利用するそうです.

あとオプションでハブダイナモが出るそうです.SON ハブダイナモでも,エンド幅の小さい Brompton 用が販売されているので,それをそのまま使うのでしょうか.

他にも従来と異なる形状のハンドルバーのオプションと新しい小さめのフロントバッグがでるとか.新しい形状のハンドルバーはフラットバー形状になってハンドル位置が下がります.そうすると従来のフロントパニアだとハンドルバーと干渉してしまいます.だから背が低いバッグを新しいハンドルバー用に追加するのです.Brompton でない自転車に Brompton のフロントバッグシステムを装備する試みがあちこちで行われていますが,ハンドルバーとバッグが干渉するっていう問題に悩まされることが多いみたい.バッグを小さくするっていう解決法は人によっては現実的で良い方法かもしれないですね.

詳細は英語の原文を読みましょう.ぼくの書いた事があやしいと思った時も原文を確認してください:

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4 月 20 日

Safari 1.3 の XSLT 処理は日本語を扱えるのか?

Safari 1.3 が XSLT スタイルシートの処理に対応したそうです.それで従来は RSS などの HTML/XHTML でない XML ファイルをうまく表示しなかったのですが,XML から XHTML か HTML に変換する XSLT スタイルシートを準備して関連づけておけば,Safari でも XML ファイルをうまく表示できるようになったわけです.

この機能は Internet Explorer や Firefox, Mozilla, Netscape などにはありましたが,Safari や Opera にはありませんでした.Opera の最新版については良く知りませんが.

で,さっそく Safari 1.3 で RSS がどのようになるのか試してみましたが,駄目ですね.日本語が文字化けします.元の XML ファイルも XSLT スタイルシートも返還後の XHTML も UTF-8 という設定なのに文字化けします.なんか XSLT の処理に問題があるのでなくて,処理後の XML を US-ASCII として表示しようとしているのではないかなぁ.

ターミナルから /Applications/Safari.app/Contents/MacOS/Safari と打って Safari を起動してみました.ターミナルからだと Fink を利用してインストールしてある別の libxslt が優先されるはずです.その状態で XSLT スタイルシートが指定されている XML ファイルを開こうとしたら,エラーになり Safari は終了してしまいました.エラーの表示は次の通り:

dyld: /Applications/Safari.app/Contents/MacOS/Safari Undefined symbols:
WebCore undefined reference to _xsltSetLoaderFunc expected to be defined in /sw/lib/libxslt.1.dylib
Trace/BPT trap

まぁ libxslt が問題で文字化けしているわけではないと思うのですが,Fink 側の libxslt が優先される環境では Safari の XSLT 処理はうまく動かないようですね.

と,いうわけで,ぼくの環境では XSLT を処理させても結果の日本語テキストが文字化け状態で使い物になりませんでした.だれかうまく行っている人がいたら教えてくださいまし.

新しい Mac OS X では Safari で RSS に対する対応がされるのですが,その準備がされている痕跡が Safari 1.3 にもありますね.いくつか RSS のアイコンの画像が入っていました.実は隠し機能になっていたりしないのでしょうか.

/Applications/Safari.app/Contents/Resources/HideRSSButton.tif
/Applications/Safari.app/Contents/Resources/HideRSSButton_Pressed.tif
/Applications/Safari.app/Contents/Resources/RSSPreferences.tiff
/Applications/Safari.app/Contents/Resources/RSSProxyImage.tif
/Applications/Safari.app/Contents/Resources/ShowRSSButton.tif
/Applications/Safari.app/Contents/Resources/ShowRSSButton_Pressed.tif

Safari 1.3 の XSLT 処理での日本語の文字化けについては次の記事で画面取込み画像付きで紹介されてました:

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4 月 18 日

ペダルの無い木製自転車? LIKEaBIKE

片岡さんの息子たちが遊んでいた,LIKEaBIKE っていう自転車のようなおもちゃを見てから,欲しいなぁって思っていました.木製でペダル,クランク,ブレーキがない自転車のような乗り物で,足で地面を蹴ってすすみます.商品名は LIKEaBIKE.ドイツの KOKUA 社製.

今度ドイツに行った時に買ってこようと思っていたのですが,先日サイクルテック IKD に行った時に,片岡さんの息子さんがそれで遊んでいたので,片岡さんに LIKEaBIKE はどこから買ったのかって訪ねてみました.そしたらなんと在庫があると... ぼくは一番廉価で,最初に発売されたモデルである LIKEaBIKE race にしようと思っていました.木製の円盤にゴムが貼付けてあるだけの車輪でシンプルです.後から,アルミリム付きの木製ディスクホイールで,自転車のようにチューブとタイヤを使う LIKEaBIKE mountain やスポークの車輪の LIKEaBIKE spoky というモデルも追加されました.片岡さんが在庫していたのは LIKEaBIKE mountain でした.

で,ドイツで買い物に悩むよりは目の前のブツを購入した方が早いので,お願いしてひとつ分けてもらいました.これは 2003 年 10 月に生まれた甥に使ってもらうつもりです.まだちょっと早いくらいかな.

その場に一緒にいた @nak(た)さんもひとつお買い上げ.

片岡さんに,それらを組み立ててもらった上で,簡単に包装してもらいました.それを小脇に抱えて電車で帰りました.いや実際にはぼくは自転車入りの大きなケースを持ち帰らなければならないので,電車のなかでは hai さんに持ってもらいました.

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4 月 14 日

Gmail への招待

今話題の Google の無料のメールサービスである Gmail.とても便利なんで使ってみませんか?
短い記事で書かないとひとつ前の記事の書き方だと最後まで読む人いないだろうなって思いました.

知人から使ってみたいと連絡があれば,Gmail の紹介メールを送ります.それを受け取れば,新しい Gmail アカウントが開設できます.紹介メール送信時に入力するんで姓名を教えてください.よく分らない人には紹介メール送りません.

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Gmail の日本語対応

Google のメールサービスである Gmail のインターフェースが日本語に対応したというニュースが流れました.確かに設定を変更すれば,英語表記だったところが日本語表記になりました.従来も日本語のメールは普通にやりとり出来ていましたが,実はメール送信時の文字コードが UTF-8 で,さらに base64 エンコーディングされていました.それが理由で一部のメールソフトでは Gmail から日本語のメールを受信しても,文字化けして読めないという問題が発生していました.今回気がついたのですが,すでに日本語のメールの送信も一般的な日本語メールの扱いのルールにそった形に変更済みで,日本語インターフェース登場より少し前から,文字化けの心配がなくなっていたようでした.

以前は本文が文字コードが UTF-8 でエンコーディングが base64 でした.これは文字化けする場合が多そうです.それが文字コードが ISO-2022-JP でエンコーディングが quoted-printable になっていた次期がありました.これなら,ほとんど文字化けしなさそうです.そしておそらく Gmail でリッチテキストつまり HTML メールが使えるようになったころから文字コードが ISO-2022-JP でエンコーディングが 7bit になったようです.これなら日本語のメールのルールにそっているので,文字化けの問題は生じません.メールの題名の部分は文字コードが ISO-2022-JP でエンコーディングが base64 で,これもルールにそっているので,文字化けの心配はありません.

これまで Gmail は便利に使っていましたが,メール送信時の文字コードが UTF-8 なのが気になって,送信には使っていませんでしたし,あまり人にも使ってみてって薦められませんでした.でも現状では誰にでも薦められるメールサービスになっていると思います.

Gmail は,無料のメールサービスで,WWW ブラウザから利用できます.操作感がとてもきびきびした感じで従来の Web 利用のメールサービスよりも使いやすいと思います.はじめは 1 GB の容量でしたが,現在は 2 GB にまで拡張されています.迷惑メールフィルタが備わっていて,それなりに機能します.メールの分類は,メールにラベルを付ける事が可能になっていて,そのラベルで分類する形です.メールの検索機能も備わっています.メール本文などには広告は入らず,メールを表示した時にWeb ページの中でメール本文と別に広告が挿入されます.その広告はメール本文の内容とそったものになるようになっているようです.POP3/SMTP のサービスも利用できるので,普通のメールソフトから Gmail のメールを読み込んだりできます.また他のメールアドレスに転送することができ,条件一致の場合だけメール転送する設定もできます.

現在の Gmail の登録は,Gmail のユーザから招待されるってのが一番普通の登録の仕方のようです.一度に 50 人くらい招待できるようになっています.ぼくとメールをやり取りしているひとで,Gmail 使ってみたい人がいれば,連絡くれれば招待します.よく分らない人は招待しません.2 GB も容量があるので,デジタルカメラの画像を添付してメールをやりとりするのに利用しても便利かも.

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4 月 7 日

チェーンメールの転送を止めたやつが犯人?

ここ数日でチェーンメールは悪についての問い合わせのメールが沢山来ました.どれもある女性が乱暴されて,その犯人を捜す為にチェーンメールを利用していて,転送しなかった者が犯人と断定するという内容です.
これはいたずらで,内容はでたらめです.
冷静に判断して,チェーンメールは転送しないで無視する事.
そして周りの友達にチェーンメールの転送はしないでくださいと,直接会ってはっきり伝えることです.

形式としては恐い話や気味の悪い話を利用してチェーンメールの転送を強要するというとても悪質なチェーンメールです.転送せずに止めてしまってもなんの問題もありません.

まず,「チェーンメールの転送を止めた人が犯人だ」と判断するというところがおかしいですよね.そんなことは犯人だと決めつける理由になりませんし,犯人にチェーンメールが届いたとしても,転送されちゃったらそれまでなわけで,意味がありません.

あと,誰がどこに転送したかというのを,きちんと追跡するのはまず不可能です.

1 日に 10 人に転送なら 2 日目には 10 人が 10 人にで 100 人に.3 日目には 100 人が 10 人にで 1000 人になります.4 日目は 一万人.5 日目は十万人,6 日目は百万人 7 日目は一千万人.8 日目には一億人... 日本の人口は 1 億 3 千万までいかないのですから,本当にみんなで転送したら大変な事になっちゃいますね.誰が誰に転送したかを追跡するには,8 日間で一億人のメール送受信を内容も含めてきちんと把握しなければなりませんが,そんなことができる機関はどこにもありません.

最近の流行では 1 コールだけ電話の呼び出しをするというような意味の言葉が加えられたことではないでしょうか.はじめての電子メールが携帯電話のメールである人が増えています,また携帯電話では 1 コールだけされるということがよくある事なのですが,電話が来るというのがよりいっそう効果を高めるのでしょうか?

1 コールだけの呼び出しで,着信履歴に電話番号が残るのは,こちらからかけ直したら有料のサービスに誘い込むという悪徳業者の手段ですし.非通知でかかってくるものは,もし繋がった場合は相手の携帯電話の種類などを特定し,後日別の手段で有料のサービスに誘い込むという悪徳業者の手段なんだとか.そういう事も増えています.

電子メールの使い方,インターネットとの関わり方,チェーンメールの問題やコンピュータウイルスについての問題を,小学生のうちにある程度教えておかなければならないようです.というのは,いたずらのチェーンメールは中学校などで大流行したりしているようです.

マナーやルールが広まる速度よりも早く,電子メールの利用者が増える事で,いたずらのチェーンメールは,延々と転送され続けています.学校教育ばかりに任せていられません.親が子供に教えられなければならないと思います.親の世代でもチェーンメールについての理解が足りないのでしょうか.

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子供用ヘルメットについて

3 月 3 日に「民主党から自転車同乗幼児ヘルメット着用義務化法案再提出」って記事を書きました.その関連の子供にヘルメットっていう話題で ayako さんも記事を書いていますね.

最近は確実に子供に子供用ヘルメットを着用させるのが広まって来ています.広がりを日々感じます.それで自転車同乗幼児ヘルメット着用義務化の法案が出たり,東京都が自転車の危険性とヘルメット着用を呼びかける冊子の配布を検討したりといった動きが出て来ています,こういった事が報道がされるときには,行政が動く前の段階の話まではなかなか出ないみたいですが,こういった動きがいきなり政治から出てくる訳はなくて,ちゃんと市民の運動がまずあるのです.

法案が通ればもちろん例え通らなくても,これだけ話題になったし,実質的に子供に子供用ヘルメットを着用させるのが広まっているのですから,「ママチャリ・子どもを守る会」の運動は成功していると言えるでしょう.これからもがんばってほしいものです.

応援する一方で,批判もひとつ.「ママチャリ・子どもを守る会」のリンクポリシーは見直すべきでしょう.今回は,このリンクポリシーを無視しています.
個別のコンテンツへのリンクを禁止したり,リンクをたどったときに新規ウィンドウが開くような形でのリンクを強要するのは,はっきり言って間違っていると思います.活動を広く知らしめるためにはリンクしてもらえる事は良い事なのだから,変な制限はしないほうが良いと思うのですが.
Web を利用するならもう少し Web を理解していたほうがより有効に利用できるだろうなって思います.

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4 月 6 日

第 6 回東京・南会津サイクルトレイン

5 月 14, 15 日の日程で,東京・南会津 サイクルトレインっていうサイクリングイベントがあるのですが,参加しませんか?

浅草から貸し切りで専用列車を走らせ,南会津まで行きます.この時に自転車はそのまま列車に持ち込めるます.だから普段は自転車を電車に持ち込んだ事がないような人にも参加しやすいと思います.集合場所の浅草もしくは北千住まで自転車で走って行ける人なら誰でも気楽に参加できるでしょう.あと貸し出し用の自転車も若干用意されている様なので,それを申し込んでおけば,さらにお気楽ですね.

自転車はそのまま持ち込めるので,折り畳み自転車であっても輪行袋に入れる必要はありません.でも折り畳み自転車なら輪行袋に入れて持ち込んだ方が車内で楽かもしれません.せっかくだから,いつもは輪行しない,折り畳みでない自転車で参加してみても良いかもしれません.ぼくは普段はなかなか輪行できない 3 輪のリカンベントでいつも参加しています.Greenspeed GTX Recumbent Trike は分割フレームで輪行袋にも入るのですが,普段使っている折り畳み自転車と比べたら,かなり大変なのであまり輪行していません.だから気楽に GTX で出かけて南会津の自然の中をサイクリングできるこのイベントはいつも楽しみにしています.

コースによっては走りがいのある坂道があったりしますが,サポートの自動車がついて走るのでいざという時は自動車に乗せてもらえるので安心です.初心者向きといえると思います.

いくつかコースがありますが,ダートがメインのコースを避ければ,リカンベントや小径折り畳み自転車でも問題無いと思います.

まずバックグラウンドとして,これからの交通のあり方という視点から自転車をとらえて,自動車の利用の一部を自転車で置き換えるという考えがあります.都市交通ではなくレジャーについても考えると,自動車で行楽地に向かうのではなくなにか他の手段がないかということになります.行楽地に自動車で向かうには渋滞の問題のほかにも,自然環境に対する影響などが問題となります.この問題に対する答えのひとつが,自転車を鉄道で運んで行楽地に直行するという形のサイクルトレインがあるわけです.すでに日本の各地で自転車をそのまま列車に持ち込めるというスタイルの企画があるのですが,それも一部の地域だけに限定されています.東京・南会津サイクルトレインの特徴は,都心から目的地まで直通列車が走るという意味で特異な存在で,それだけこのイベントは意義深いものだと思います.

なによりも参加して楽しいイベントだと思います.やっていて楽しい,参加して楽しいというのが,実は一番大切なのかもしれません.

あまり,がんがん走るような人ばっかりでなく,参加者の幅が広いのがこのイベントのすてきなところだと思っています.
もう何度も参加しているので,見知った顔も多くなりました.また皆に会えると思うと楽しみです.

ぜひぜひ.

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4 月 2 日

東京アースデー自転車ライドのサポートスタッフ募集中

4 月 22 日のアースデーにあわせて,東京アースデー自転車ライドというサイクリングイベントがあります.

東京アースデー自転車ライドは,「地球について考える日」であり「地球に感謝する日」であるアースデーに自転車の楽しさ素晴らしさを再発見するためのイベントです.この東京アースデー自転車ライドをきっかけにより多くの人が日常で自転車を楽しみながら活用するようになればいいなっていう意味合いです.

今年のコースは「自宅〜神宮外苑〜皇居〜自宅」がコースと定義されています.神宮外苑から皇居は,はっきりしたコースを設定しますが,自宅からのアプローチや帰路も含めて東京アースデー自転車ライドであるということです.

実施日
2005 年 4 月 24 日
受付開始
11 時
スタート
13 時
受付場所
神宮外苑 絵画館広場前広場
参加費
500 円
主催 アーバンエコロジー東京(UET)(自転車好きの集まりです)

去年は200人ほどの参加がありました.今年はさらに多くの参加を見込んでいます.ぜひ皆さんも参加してください.Web サイトから事前申し込みができるようになっています.

また,多くの参加者が楽しくサイクリングできるように,運営を手助けするサポートスタッフを募集しています.サポートスタッフは集団でサイクリングをしたことがある人であれば,誰にでもできると思います.

一般の参加者と一緒にコースを走り,それとなくサポートしたり,コースを案内する役目です.できる範囲のことを手伝って頂けたらと思います.特に謝礼や特典などはありませんが,サポートスタッフとして参加して頂ける人はご連絡ください.

なお,東京アースデー自転車ライドの試走を 4 月 10 日と 17 日に行う予定があります.サポートスタッフとして参加していただける場合は,できればどちらかの試走に参加してほしいとのことです.

4 月 10 日
13 時に代々木公園ステージ前集合.小雨決行.
4 月 17 日
14 時に神宮の絵画館前集合.

ぼくは 17 日の試走に参加します.17 日の試走は,荒川サイクリングに参加する人は,ゴール後に一緒に集合場所まで走りましょう.そのために若干早めに荒川サイクリングから離脱しなければならないかもしれません.

そんなこんなで,よろしく.

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4 月 1 日

地理情報システムの専門家を招いて勉強会

東京のサイクリングマップを扱うポータル Web サイトのようなものを作ろうという計画があり,ぼくもそのグループに参加しています.今度,専門家をお招きして勉強会を行おうということになり,東京大学空間情報科学研究センターの 今井さんに講師をしていただけることになりました.

日時
2005 年 4 月 4 日 19 時から
場所
交流サロン集&YU
http://www.shu-yu.net/

集&YU 案内図
http://www.shu-yu.net/map.html

で,そのグループってのは,アーバンエコロジー東京だったり東京を自転車で走る会だったり.その両者がどう違うのか,参加しているぼくにもよく分かりません.

簡単な料理がでます.ですから若干の会費を集めると思います.もし参加したい人は,なるべく早くぼくまで連絡ください.GPS と自転車に興味があれば参加資格は十分です.さらに一緒にサイトたちあげをやってみようという人なら大歓迎ですが,そうではなくこの勉強会に興味があるだけで良いと思います.

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