2006 年 1 月の履歴(もしくは日誌)


2006 年 1 月

1 月 30 日

Sat R Day 復活

シフターが壊れて,変速できなくなっていた ぼくのBike Friday Sat R Day Recumbent (下ハンドル) ですが,日曜日に hai さんから安く分けていただいたデュアルコントロールレバーに交換し,ワイヤー交換とバーテープ間に直しを行いました.

アウターケーブルはうっきーさんおすすめの,UNEX ウルトラコンプレッサーアウターケーブルにしました.

ここしばらくは,BD-1 にばかり乗っていたので,リカンベントに乗るのが久しぶり...
やっぱり使う筋肉が違いますね,リカンベントは.

日曜日は BD-1 のアウターケーブルも交換しようと思っていたのに,結局そこまでできませんでした.

Sat R Day に乗ってみたら,もうチェーンを交換した方が良いように思いました.かなりチェーンが伸びているようです.

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株式会社 マツダ自転車工場

LEVEL というブランドのマツダ自転車工業の公式 Web サイトが本日付けで開設されました.松田さんとは,南会津サイクルトレインで知り合いました.その後,何度か荒川サイクリングにも来てくださいました.

外注に出さないで社員さんが作ったそうです.

ちなみに正式な名称は「松田自転車工業」でも「松田自転車工場」でもなく「株式会社 マツダ自転車工場」です.ぼくも間違えていたのをこっそり修正しました.

最近,オーダ車を注文した人から,色のサンプルを見せてもらったのですが,もう無数の色の見本から好きな色を選べるようです.サイズのあった乗りやすい自転車を好きな色で仕上げてもられるってのは良いですよね.

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1 月 24 日

自転車に iPod をくくり付けるアクセサリ

自動車用オーディオに iPod を接続するってのは,もう自動車メーカ側が用意するのも当たり前になってきました.ベスパにもiPodドックなんて話にもおどろきません.

自転車に iPod をくくり付けるアクセサリってのもどうかと思うけど,折り畳み自転車メーカの Dahon の 2006 年のカタログには,そういうものが載っていました.

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Google Earth for Mac 用に GPX ファイルを KML ファイルに変換する

Windows では Google Earth ってのがずいぶん前から話題になっていましたが,Mac OS X 版が 1 月 10 日にベータ版としてリリースされました.

FrightTrackを使うと,3 次元的な地形に,地図や人工衛星からの地表の写真をマッピングして表示し,さらに GPS の軌跡データ(トラックデータ)を重ねて表示することができます.これと同じことを Google Earth でも簡単にできます.しかも地球上のどこでもズームインすれば,直ちに Internet からデータをダウンロードして詳細な地形を表示できます.FrightTrack のように GPS からデータをダウンロードしたりはしませんが,一度トラックログを保存したら,Google Earth のほうが簡単にトラックログを表示できると思いました.

さて Windows 版では,Google Earth は GPX ファイルを読み込むことができるのですが,Mac OS X 版では GPX ファイルは読めません.GPX ファイルを KML ファイルに変換してから読み込む必要があります.

GPX も KML も XML なので XSLT を使えば簡単に変換できそうです.が,しかし GPS Bable というソフトウェアがすでにその変換を実現しているので,それを使うことにしました.

GPS Babel は,さまざまな GPS のデータファイルを相互に変換する事ができます.GPS からのデータダウンロードや GPS へのデータアップロードもできます.Mac OS X 版では GUI も用意されていますが,基本的にはコマンドラインで使うソフトウェアです.

で GUI があるならそれを使えば良さそうですが,あれはあまりうまくうごきません.少なくとも日本語環境ではうまく使えないと思います.

ファイルの変換を Terminal からコマンドを入力して行うのも悪くありません.でも,ドラグ アンド ドロップでファイルが変換できるように Automator でワークフローを作ってみました.GPS Bable が必要です.アプリケーションとして保存したものを公開しておきます:

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FrightTrack について

FrightTrack は,Mac OS X で動作する GPS トラックログ(軌跡情報)の管理と,3 次元グラフィックによる資格かを行うソフトウェアです.2005 年 2 月に FrightTrack を紹介するページを作ったのですが,それ以後もあまり日本語での解説ページなどはできていないようです.もう少し情報を足してみましょう.

FrightTrack は,Garmin の ハンディ GPS などから直接データをダウンロードできます.もっとも Garmin の GPS でも USB でなくシリアルケーブル接続できるタイプに限ってです.シリアルケーブルでは最近の Macintosh に直接接続できないので,シリアル-USB 変換をするアダプタが必要になります.ぼくは Keyspan のアダプタを使っています.

ダウンロードしたトラックデータは GPX か IGC というフォーマットで保存できます.GPX は XML ファイルであり,すでにいろいろな GPS 関連ソフトウェアでサポートされています.GPX でデータを保存して管理するのが良いと思います.

Garmin の GPS でも最近はシリアルケーブルのためのインタフェースが無く,USB ポートだけのものが出て来ました.ところがこれをコンピュータにつなぐためには,そのコンピュータの OS 側で,USB 接続の GPS のためのドライバなどが必要になるようです.Gamin は特に Mac OS X 用のドライバやソフトウェアを出していません.

MacGPS Pro という,歴史のあるソフトウェアがあります.今でもちゃんと機能追加されつつ更新されています.なんでも最近は USB 接続の Garmin GPS に対応して,GPX 形式でフィアルを保存できるそうです.MacGPX Pro で保存した GPX は FrightTrack で読み込めると MacGPS Pro の開発元の Web サイトに書いてありました.

FrightTrack では,トラックログを表示して,さらに人工衛星からの写真をダウンロードして合成することができます.衛星写真の上に GPS による軌跡を描く事ができるのです.

でも,どうも拡大してみるとずれているように見えてました.

このずれはどうしてなのかと思っていたのですが,最近理由がわかりました.

FrightTrack は,グライダーでの軌跡を描くために開発されたソフトで,グライダーの軌跡が地表と交差しないように,一定のげたをはかせて,軌跡はかならず地表より上になるようになっています.標高はスケールを調整して誇張表現もできます.そして描画はかならず 3 次元表示です.

つまり,衛星写真の面から軌跡はかならず地表から浮いているので,軌跡を斜めからみればかならず地表からずれて見えます.これがずれの原因だったのです.

だから,標高のスケールを調節して小さいスケールにすればずれは小さくなります.

2 次元として,軌跡を地表に投影した図を書くモードがないので,本質的にはずれは無くならないでしょう.

さて,衛星写真と合成しただけでは,地面は平面なままですが,地表の標高のデータを読み込めば,地表のでこぼこも再現できるようになります.

この地表の標高データの読み込みは,FrightTrack の Web サイトにも解説されています.日本周辺だけ読み込むと,数メガバイトのデータになります.解説はフランス語と英語だけです.もし日本語で解説してくれってリクエストがあれば,ぼくが日本語で説明しようかな.

昨年の麦草峠のトラックログを FrigthTrack で表示してみました.地表データを読み込んで,さらに衛星写真をマップするととても良い感じです.山が 3 次元的に表示され,その表面に写真が貼付けられるので,まるで本当に山を俯瞰しているような絵ができます.これがマウスを動かすとぐりぐり回転します.

ぼくが使っている GPS は標高データは記録できないのですが,FrigthTrack が地表の高さにさらにちょっとげたをはかせた値をトラックログの標高データに足し込むので,トラックログは地表を少し浮いた位置で描かれます.

FrigthTrack はサイクリング後にトラックログを表示して楽しんだり,サイクリングの記録を他の人に紹介するのにはとても良いソフトだと思います.

一方サイクリングの計画を立て,ルートデータを作成して GPS にアップロードするような用途には使えません.そういう用途なら,今ならプロアトラス X2 が良いのかもしれません.

そうそう,プロアトラスの地図を Web で公開している人がいますが,あれはライセンス違反ですよね.そういう用途ではプロアトラスは使えません.株式会社アルプス社の Web サイトで明示してあります.その部分を引用します:

ホームページ上で地図を使用してもいいですか?
プロアトラスX2の地図データをWEB上で公開する使用につきましては、ご遠慮いただきますようお願いいたします。また、メーリングリストなど不特定多数の方に、地図をメールに添付して送ることもご遠慮いただいております。詳細は、使用許諾契約書をご参照ください。

引用終わり.

この点,MapFan II PUE は,ユーザが加工しない状態なら,地図をそのまま Web で表示して良いというライセンスになっていてすばらしかったのですが,Mac OS X 版が出ていません.もう出ないかも.

でも,Web で地図を使いたい場合は,これからは Google Maps なんかを利用すれば良いので,Web での地図データの利用のことで市販の地図情報ソフトのライセンスを気にしなくても良いかもしれません.

すでに GPX データを Google Maps API を使って表示する例もあります:

今後はこういった方法で GPS のデータを公開して行こうかな.

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1 月 13 日

中古の Crusoe

Bike Friday中古販売のページに,白と青のツートンカラーの Crusoe が売りに出ています.青い部分は,サファイヤブルーだけど,下地が通常の銀ではなくて白い下地にサファイヤブルーをのせて,明るく仕上げた色.

これは,あの おルスさんCrusoeではないですか.まだ売れてなかったんですね.

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1 月 12 日

書き初め

この日誌(もしくは履歴)は,自分で書いたスクリプトで更新するようになっているんだけど,まぁ,その自分で書いたものがあまり出来がよろしくないわけです.

ですから,年が変わると新規ファイルを作ったり,若干スクリプトに修正入れたりする必要があるんだけど,年に一回の事だから根本的な解決にはなかなかいたらないわけです.

NanoBlogger に乗り換えようかとも思ったんです.

でも乗り換えるにも,それなりの作業が必要なわけで...

Apple の新しいソフトウェアである iWeb ってどうなんだろうなぁ.Weblog にも対応しているらしいけど.

まぁ,とにかく今日になって今年最初の更新をすることができました.

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ハンディ GPS の Garmin がいよいよ Mac OS X 対応へ

Intel CPU が入った Macintosh が発表されました.とても話題になっていますね.まぁ CPU なんてなんでも良いのですよ.

.Mac も更新されるってことで楽しみにしていたのですが,カレンダー関係の進展が無く,その点はがっかり.iDisk が Web ブラウザからアクセスできるようになったのは,あまり使わないかもしれないだろうけど良いと思います.ぼくは iCal を使ってスケジュール管理みたいなことをしていますが,Macintosh 以外の機械から Web などを通じて iCal のデータにアクセスできるととてもうれしいのですが.Google がカレンダーをやるという噂もありますが,iCal と同期できたりしないのかなぁ...

iLife '06 はファミリーパックを AppleStore ですぐ注文したけど,2 月になってからの発想というのはがっかりです.

MACWORLD EXPO での発表で,もっともうれしい話題は,ハンディ GPSGarminMac OS X に対応すると発表した件.

まず 2006 年春には自転車用 GPS ユニットの EDGE と,ランナー用の Forerunner なんか用のフィットネス用途向けの Training Center というソフトウェアが Mac OS X 対応になるようです.自転車ならこれを使えば,速度や足の回転数(ケイデンス),心拍数などを管理できるようになります.もちろん位置や標高といったデータも管理できます.もっとも心拍数は対応した GPS ユニットが必要ですけど.それらのデータを www.MotionBased.com っていうサイトにアップロードできるようにもなるそうです.

そして 2006 年末までには MapSource が Mac OS X に対応して地図データなどを Garmin GPS ユニットにアップロードできるようになるそうです.さらに iBook などを使って,GPS ナビゲーションができるソフトウェアも出す予定らしいです.

MapSource の Mac OS X 対応は待ちに待った機能です.Waypoint や Track, Route といったデータは,Garmin 以外から出ているソフトウェアで管理できていたのですが,地図データはだめでした.

ぼくの Garmin GPS III+ の地図データを変更するために,iBook G4 に Virturl PC をインストールしてあれこれ試してみたけど,まだうまく行ってません.かなりめんどうな思いをしています.これらが解消されるってのはとてもうれしいです.

MacGPS Pro というソフトが Garmin GPS との USB 接続をサポートしたり,Google Earth の Mac OS X 版のベータがリリースされたりと,Mac での位置情報関連でいろいろ進展があって最近とても良い感じですが,いよいろ Garmin が動き出していっきに Mac OS X での環境も整って来そうな雰囲気です.

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